愛しい人が掌から零れ落ちるように、またいなくなってしまった。
5月に会ったばかりの姪のナナ、突然の訃報でした。
我が子のように愛した、この子に、もう二度と会えない。
とても、そんな現実なんか、受け入れられません。
あの5月の幸せな時間は、やっぱり夢だったんだ。
「また夏休みに来るね」
と手を振って空港で別れた笑顔は、
叔父さんの多幸感に包まれた夢の残像の、消え入りそうな覚醒前のゆらぎなんだ。
さようならナナ。
でも叔父さんは、あなたと何処かでまた会えることを信じているよ。
それまで暫しのお別れだ。
ごめんなさい。この記事に関して寄せられたコメントに応えられそうもありません。
どうか御容赦ください。