湧き立つ雲、稜線を渡る風、風に揺れるアキアカネの群れ…そして咲き誇るささゆりの花群。
四国の山に夏の到来を告げる、ささゆりの楽園へ行こう。
あの山上の別天地へ行かないと、私の夏はやって来ない(笑)
待てど暮らせど、雨降りの日々…
(台風が3つも並んでいたからね)
身も心も焦がすような夏空の出現を、ひたすら待ち続ける。
願いが叶ったのは、例年通りの7/10 。
この日は、楽園への特異日なのだろうか?
ささゆりも丁度見頃を迎える。
笹尾根の登山道に沿って咲き誇るささゆり街道。
今年は大当たりだ(ヤッホー)
出発の朝は、雨上がりの空に容赦なく太陽が照りつける。
水蒸気を含んだ噴き出すような放射熱に、頭がくらくらして来る。
ペダルが重い…ペースが上がらない。
無事に黒森峠を越えられるだろうか?
ジリジリ焼け付く炎天下の坂道に息を切らしながらペダルを漕ぎ続ける。
ところが樹林帯に入ると、すーっと汗が引いてゆく。
「す、涼しいー。」森は天然のクーラーだ。
おかげで快調に高度を稼いでゆく。
その上、途中からパラパラ雨が降り始め、
峠越えは土砂降りの雨の中。
峠に着く頃には雨も上がった。
ブレーキを固めに調整して、いざ出発。
雨天の山道の下りにはトラウマを抱えているからね(汗)
最初のカーブ手前で減速。
うん、ブレーキの利き具合は大丈夫。
通行量の少ない梅雨時の山道は、障害物だらけ。
倒木に落石それに奔流と化した道路は土塊や土砂が、あちらこちらに堆積している。
そんなのに下りのスピードに乗って、乗り上げるとアウトだ(汗)
やれやれ…無事山道を下り、満水の面河ダム貯水池を横目に梅ヶ市登山口に到着。
梅ヶ市から堂ヶ森への登山道は、様変わりした。
自然林手前まで林道が造られ、植林の伐採が進んでいる。
そう云えば、めっきり梅ヶ市から入山する人が減ったように思える。
ここ数年、堂ヶ森で出会う登山者に挨拶がてら聞いてみると、
八割方、保井野からの入山者だ。
(昔は梅ヶ市からの入山者の方が多かったと思う)
確かに登山口の駐車場やトイレのことを考えると、保井野という選択肢になるよね。
霧に包まれた樹林帯を抜けて笹尾根に出た。
次第に視界が晴れて来る。
南の方から雲の塊が押し寄せてくるようだ。
この場所で南からの風向きは珍しい。
ほとんど鞍瀬の谷方面から吹き上がる北や西からの風向きなんだけど。
おかげで翌朝、珍しいクラセノ頭を南から呑みこむ大きな雲の流れに出会えた。
久しぶりの山は、茜色の朝焼けという御褒美?
半年くらい石鎚山系のお山とは御無沙汰だったからね。
今回、最大のお山の神様からの贈り物は、といえば?
もちろん目的である満開のささゆりの花群もそうなのだが、
少年時代からの憧れ、ギリシャ神話、西風の女神、ゼフィルスとの邂逅だ。
その伏線はあった。
6月の皿ヶ嶺で蝶専門の虫ヤさんと出会っていた。
往年の昆虫少年同士が出会うと、どんどん話が膨らんでゆく。
彼から、皿ヶ嶺山頂付近でゼフィルスの撮影に成功したという話を聞いた。
それも早朝ならば近撮が可能だという。
まだ目覚めたばかりの女神は動きが鈍いのだ。
その話が記憶の片隅にあったのだろう。
早朝の笹尾根で、飛び交う二匹の蝶を視た瞬間、「まさか?」と思った。
そして、それが目の前の笹の葉にとまるのだ。
エメラルドグリーンの光輝が、朝露を含んだ光の中で煌めく瞬間、
息が止まった…女神降臨。
西風の女神が、目の前でゆらゆら翅を揺らして息づいている。
そーっと息を凝らして距離を縮めても飛び立たない。
昼間は梢の上、高く飛翔して人を寄せつけない女神が、
近づけたレンズのすぐ其処に。
羽衣伝説の天女との邂逅…それが今、現実に(笑)
夢のような時間から覚めてみると、
PCの画面から浮かぶ上がった女神様は、ずいぶん翅色の褪せたお姿。
う~ん、羽衣伝説が山姥伝説へ(汗)
もっともエメラルドグリーンに輝くゼフィルス(ミドリシジミ)は、♂なんだけどね。
♀の翅色は地味な褐色です。
(訂正:ギリシャ神話のゼフィルスは女神ではなくて男神でした。残念、羽衣伝説は夢の儚さ)
堂ヶ森避難小屋を利用の皆さんへ。
どうも近頃、小屋利用の皆さんのマナーが悪いようです。
自分で持ち込んだゴミは持って帰りましょう。
空のペットボトルやビニールパック、食料の食べ残しカップヌードル等が散在しています。
夜中に小屋の入り口でガサゴソ異音がするので、ライトをつけるとネズミがゴミを漁っていました。
開封していないカップヌードルに穴を開けていました。
その上、ゴミを狙って小屋内に蟻が侵入しています。
せっかく皆が綺麗に使ってきた避難小屋です。
持ってきたゴミはすべて持ち帰るのが最低限のマナーです。
それと入口に箒と塵取りがあるのだから、
出発前に掃除も忘れないでね。
一期一会、頑張ったものだけに微笑む女神の何と美しいことか・・・
朝夕のdramaをやるなら山泊でないと叶いません
10日は湧きたつ雲を追いかけて4㌔歩行に汗を流しました。なんとなくですが最近階段の上がり降りが軽くなったような・・・
イチゲ咲くころなんですね
misaも大好きな白に逢いに行きますよ(今の自分に合った)
半年ぶりの山で過ごすお泊り山行でした。
確かに、夏山の空気感は身も心も癒されます。
夜中に降った雨が上がり、茜色の朝焼けと、
たっぷり朝露を含んだ清新な山の気に浸りながらクラセの大きな山塊を歩きました。
露に濡れたささゆりやアザミ。
そして高く囀る夏鳥の声。
山頂直下の稜線で、西風の女神、ゼフィルスと出会った時の胸の高鳴り。
五感を全開にして解き放った山の時間でした。
おかげで昨日は、身体のあちらこちらがギシギシ悲鳴を上げていました(笑)
自転車+登山の目下の課題は、いかにして荷物を軽量化するかです。
今回の一泊で17kgでした。
太腿と肩と首の筋肉がバリバリに張っています。
台風11号の通過後、梅雨明けの公算大ですね。
ちょうど海の日くらいでしょうか?
さぁ、それまでに身体を鍛え直しておかなければ。
misaさんも散歩の効果出ていますね。
健やかな身体は継続的な運動が一番。
改めまして、おめでとうございます。併せて雲海、雲の流れ、笹百合、ゼフィルスの歓迎のお迎えがあったとか。
写眞はまさにランスケワールド全開・・・
無理せず、すばらしい写真をアップしてください。
マナーの悪さは気になりますね。
自分の足では、もう決して行けない場所だと、思うせいなのか、久しぶりに、写真で泣き、文章を読んで泣き・・・
歳のせいか、涙腺がゆるみっぱなしです。
感動を有り難うございました。
自分なりの感動を・・明日、名古屋から仙台に渡ります。
ささゆり三部作、これで完結です(笑)
登山道沿いに咲き誇る、ささゆりの多さでは、おそらく四国一だと思います。
残念だったのは群生して咲く個体数が少なかったので、
狙っていた夏山を背景にした花風景としては物足りない結果でした。
でも、ここを訪れると、何かいつも思いがけない発見や感動があるようです。
昨日の日曜美術館は、タイムリーなことに「円山応挙」でしたね。
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2015/0712/index.html
八月から始まる伊達藩所蔵の円山応挙の山水画展に合わせるような内容でした。
改めて、この天才画家の超絶技巧には驚かされます。
もし御覧になっていなければ日曜の夜に再放送されますから、是非。
接近している台風11号は週半ばには日本列島上陸の可能性大です。
勢力が強そうですから、充分に注意してください。
私の撮影したような風景は、きっと東北の旅の途中でも出会えると思います。
東北の山や森は懐が深いので、色んな感動が待っていますよ。
沢山の思い出を記憶に焼き付けて来てくださいね。
御主人と一緒によい旅を。
旅の報告、楽しみにしています。
戦争法案は可決されました。
NHKは、この歴史的瞬間をTV中継しない。
昨日は2万人規模の反対デモが。
今日は、どれくくらいの規模に膨れ上がるだろう?
未来に対して負の遺産ばかりを押し付ける卑しい大人たちばかりの、この国。
何処かで歯止めをかけないと(汗)
戦争当事者世代、SEALDsの若者たちが声を上げている。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20150714-00047497/
http://www.sealds.com/
安倍晋三の個人的メディアと堕したNHKの7時や9時のニュースでは絶対流さないからね。
SEALDs @SEALDs_jpn · 28分28分前
60,000人超えてるそうです!
大事なことは、まったく報道しないと、
ここまでバカにされている日本のメディア(汗)
もう誰もNHKのニュースなんか信用しないし、観ないよね。
http://matome.naver.jp/odai/2143702800257801801
最悪の形で台風が四国を直撃して、すべての交通機関が停まってしまいました。
なんとか「国会前の抗議の声」を上げるひとり、でありたかった。
残念。悔しいです。
国会前のデモは雨天にも係わらず三日間で、6万、4万、5万だったそうです。
参院通過まで、まだ諦めない。
戦後70年目の夏は、日本の民主主義の在り処が問われる、長い夏になりそうです。
SEALDsさんがリツイート
acacia @freie_Herz · 13時間13時間前
ニュース23
若者の反対運動をどう見るか。
萩原チキ氏の意見。「今はSNSでさまざまな運動に参加できる。
一度参加した社会運動のことを人はなかなか忘れない。
口コミ的に日常の中で政治を語ることが広がれば、政治的議論は成熟してゆくだろう。」