Magic hour(魔法の時間)とは本来、日没後の淡い薄明の時間帯を云う。
世界が最も美しく輝く20分と云われています。
マジックアワーといえばテレンス・マリックの伝説の映画「天国の日々」
がその代名詞として傑出した存在。
唯、緯度の低い日本では、このマジックアワーが短いようだ。
なかなか思うような撮影ができない。
映画用語としてのマジックアワーとは違った意味で、
長い間、風景写真を撮影していると、「魔法の時間」としか言えない不思議な時間が訪れる。
あえて本来の意味から離れて、恣意的に私のMagic hour「魔法の時間」と名付け表現したい。
異常なほど暖冬で雪のない石鎚で見た、夕暮れの落日ショー(レンズ雲の彩雲から雲間に刻々と変幻する落陽風景)を
今回、Magic hour「魔法の時間」として紹介します。
最後の一枚が、本来のマジックアワー。
以下、青空の写真は、午前中まで残った霧氷の風景。
南岸低気圧は石鎚に雪をもたらすと云われていますが、
こう気温が高いと、さすがに山でも雪にならない。
明け方に降った雨が、辛うじて石鎚に霧氷風景をもたらしました。
masaさんとの年始2度目の石鎚入山でした。
ニノ森は大ショックでしたが、下から2番目のあの
光(多分霧氷ですかね)これは凄い。僕も狙ったの
ですが ここまでは出せなかったです。思わずおおー
と叫んでしまいました!!またお願いします!!
こんなのは偶然の産物でしかありません。
主題として掲載した落日の風景は、普通に見過ごされしまう雲の流れでしかありません。
それをマジックアワーに昇華するは撮影者の感性なのです。
実際見た目には、これほどドラマチックではありません。
それをマジックアワーに昇華するのは撮影者の技術なのです。
私は、それを山の神様からの贈り物だと思っています。
それを感知するのも撮影者の感性なのです(笑)
映画は日本映画しか知りません。
喜劇だったような?
写真の奥深さにため息が出ました。
彩雲から始まって20分間の自然のショー・・・
そして雪の無い石鎚の霧氷の撮影もすばらしい。
ランスケさんの生き生きとした姿が目に浮かびます。
masaさんという友人もできたことだし、また石鎚便り、期待しています。
私も観ました。
こちらは自然光としてのマジックアワーではなく、人生において一番輝ける瞬間という主題でした(笑)
雪山シーズンなのに、山にはほとんど雪がありません。
気象情報を見てチャンス到来と踏んで入山しているのですが空振りばかりです。
とにかく目の前のある状況の中で、何かを見い出して撮影するしかありません。
長い間、HPやブログを続けて来た間に身についた習性なのでしょう(笑)
今回も、無いものねだりをしないで、あるものの中で、遣り繰りしました。
主題として「マジックアワー」を思いついたのが今回の成果だと思っています。
さて次回こそ、本当の雪山撮影の醍醐味を満喫したいです。