ちりとてちん その1
人生も若狭塗り箸如くなり
磨けば重ねしものの輝く
NHKのドラマ、ちりとてちんの撮影セットが、
NHK大阪で展示されています(3月9日まで)。
長蛇の列に並んで、やっと取材できました。
この写真は徒然亭一門の家の門です。蝉の家紋に注目です。
このドラマのコンセプトの一つが、福井県の若狭塗り箸に込められる精神。
若狭塗り箸は製造工程で、細かく砕いた貝殻などを、塗り重ねていきます。
それを最後の工程で磨き上げると、美しい輝きを持って生まれてくるのです。
人もまた、様々な体験を塗り重ねることによって、
それが磨かれる時、素晴らしい輝きを放つということです。
失敗もありて桜の開くらん
この写真は、ヒロイン、徒然亭若狭の初高座となった、
居酒屋「寝床」に設えられたミニ舞台です。
若狭は、この初高座で大失敗をして落ち込みますが、
周囲に支えられ、女流落語家として花を咲かせていきます。
もうすぐ桜が咲きますね。
徒然亭一門の師匠、故徒然亭草若の部屋です。
ドラマをご覧になっていなかった皆さんすみません。
せめて、解説を読みながら、拙作の意味を御考察下さい。
なお、ドラマは3月29日をもって終わります。
このシリーズは後2回掲載させていただきます。
HPへリンク→鎌ちゃんの写真短歌、かまちゃんの思い出写真集、掲示板