人の為(い)・人の意・・・・稲渕
人の為(い)の実る稲渕棚田かな
人の意の燃える棚田の曼珠沙華
今回の明日香行で感じたこと・・・・
この棚田の景観、棚田での耕作を守っている農家の方々のご苦労、
畦の曼珠沙華の景観を管理するための、地域の協力、
これは、農家の方々や、地域の人々の誇り、
地域の景観を大切にしたいという熱意、
これなしでは考えられないということでした。
人の為(住む人の行為=努力)、人の意(住む人の意志)、
これが支える明日香村の景観です。
なお、一句目の「稲渕」は、ブログ友のまほろばさんが
たびたび紹介してくださる地区名です。
実りの「稲」と、稲渕の「稲」をかけてみました。
女の術(すべ)継ぐ三代や ちちろ虫
また、案山子の登場です。
お祖母さんから娘へ、娘から孫へ、
女としての生きる術を言い聞かせているようです。
周囲からは、こおろぎの声が盛んです。
こんな案山子もありました。よろしければ、一句お願いします。
明日香編はまだ続きます。
投稿句有難うございました
見覚えの一つ目小僧畦案山子 やすさん
いにしえの棚田さすらふ傘案山子 しじみさん
畦道に人の衣を借る案山子かな らっこさん
あやかしも 穂田立つ姿 をかしうて ぼたんさん
明日香路の案山子いろいろお化けまで うららさん
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