鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

雪割草

2013-02-12 05:49:40 | 写真俳句

速さ増す谷の瀬音や雪割草

(はやさますたにのせおとやゆきわりそう)

ツイッターで出された「雪割草」の季題で詠んだ句です。

どんな花かも知れないし、写真もありませんので、

名前のイメージで、写真俳句にしてみました。

 

耐へ生きることを知りけり雪割草

(たえいきることをしりけりゆきわりそう)

写真は、福井県南越前町孫谷地区で撮ったものです。

 

投稿句有難うございました。

貝寄せに乗れば故郷は近さうな     よしさん

 

      2月1日~10日のツイッターのつぶやき句をまとめました。

                          (一部省略、一部推敲)

    宮水の垂氷となりし筧かな              垂氷もて切り裂きみたき胃の腑かな

    病み臥すや垂氷の垂るる音を聴き         溶け垂氷集め速水となりにけり

    寒木瓜の隠す魔性や棘砥ぎて           悪戯つぽい君の笑顔や寒の木瓜

    小悪魔の如きをみなや寒の木瓜          鴨川に並ぶアベツク早春賦

    鴨川の水の煌めき冬果つ日             豆撒きや新世界てふ古浪花

    異国語の交ふ豆撒きや八坂宮           仏僧のお宮詣りや鬼やらひ

    立春や目覚めは雨のセレナーデ          登校児見送る母や春立ちぬ

    花道に豪優逝きぬ春待てず              春立ちてふと懐かしきキャンディーズ

    立春や水子供養の地蔵にも             四の五のと言ふては逃げる二月かな        

    師も弟もいよよ忙しき二月かな           せせらぎの煌めき増せり猫柳

    岩海苔を掻く越前の荒波に              岩海苔や海の男は下戸なりき

    岩海苔や海の女の饒舌に              去り行ける君に手を振る余寒かな

    嘘言ひてその場逃れし余寒かな          おはように返事せぬ児の余寒かな

    シャッター街吹き抜く風の余寒かな         野良一匹塒探せる残り寒

    初恋は十二の時に雪割草              雪割草越前人に粘りあり

    雪割草お郷訛りの少女かな             針供養夜なべの祖母の眼鏡ずれ

    慣れぬ手の釦つけかな針供養           針山にお婆の歴史針供養

    初午や伏見稲荷の焼き雀              初午や揚げを好まぬ妻なりて

    薄氷や記憶の彼方なる日々は           薄氷や青春の日々遠くなり

    薄氷を踏み重ね来し六十路かな          尖閣のことはこととし春節会

 

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