舞ひ目線はんなり決めて鬼やらひ
(まいめせんはんなりきめておにやらい)
京都の八坂神社では、2月2~3日に、節分祭がおこなわれます。
芸舞妓さんらの舞いや豆まきが呼び物の一つです。
ポジション確保のため、4時間半立ち続けました。
しかし、本番は押し合いへし合いで、手振れが多くなりました。
福は内君の礫に撃たれけり
(ふくはうちきみのつぶてにうたれけり)
この舞妓さんが投げた二つが私の胸を直撃。
ゲットしました。
大ブレ。
豆まきや余生数ふる歳となり
(まめまきやよせいかぞうるとしとなり)
ゲットしたのがこれだけです。
撮影しながらですから、これでよしとしましょう。
投稿句有難うございました。
歯の無くて鬼の気分の節分会 よしさん
垂氷落つここに生まれし大河かな
(たるひおつここにうまれしたいがかな)
ツイッターの垂氷(氷柱:つらら)の季語で詠みました。
写真は融雪水なのですが・・・・。
妖怪の気配ひたひた霜夜かな
(ようかいのけはいひたひたしもよかな)
写真は、霜夜でなく、霜の朝ですが。
投稿句有難うございました。
春来れば遠くのどらも出前かな よしさん
1月21日~31日のツイッター、つぶやき句をまとめました。
(一部省略、一部推敲)
冬凪て心静める選句かな うぶすなの気比の松原冬の凪
冬凪の間もなく荒ぶ越の海 水平線眺む海鳥寒の凪
世間体剥がせば軽し雪礫 バカヤロと言ってやりたく雪礫
大人気もなくなりにけり雪礫 天狼や人性善と思へども
天狼や内なる邪気が牙を研ぎ 天狼や人みな終は独りぼち
天狼や有情無情の世に生きて ほどほどに生きております冬障子
庭木揺らす小鳥の影や冬障子 独り酒シンと飲みをり冬障子
左手に薬壺(やっこ)の如来春隣 寒泳や肩書さっと脱ぎ捨てて
異星人の如き干し蛸寒泳ぎ 寒泳や人世の波に溺れつつ
耐へてきし事は語らず寒椿 少女らの内緒話や寒椿
寒椿照れてうつむく人なりき 愛するが故の別れや寒椿
自愛にはほとと疲れて氷切る いにしへの人の温みや氷切る
薄氷の人生なりき氷切る 裸婦像の胸ピンと張り枯木道
陽の衣受けて裸木小径かな 裸木や本音を吐きて孤独なる
我枯木なれど賑わす山もあり 煩悩と鬩ぎあう日々冬安吾
無常とはうつし世の常冬安吾 虚と実のはざまに生きて冬安吾
寒卵目玉に焼きて独り酌み 寒卵得意料理は茶わん蒸し
こだわりの一日一個寒卵 滝凍てて箕面の猿のかこち顔
全山に響く読経や滝凍つる 全山に響く読経や滝凍つる
物の怪のひと夜の舞か凍てし滝 勝尾寺の睨むだるまや滝凍つる