思いつくまま感じるまま。

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何でもありの記録
HN天道(てんとう)

根性と気合

2021年10月16日 | Weblog

今朝、ダンスの集まりに家から会場の市民会館まで歩いていた。

長い信号をぎりぎりのタイムで渡り切った。

私の前を車椅子の老婦人が進んでいた。

彼女は信号の途中の踊り場で、2度目の信号待ちして進んできたと思われる。

私と同じ方向を進む様子だった。

私の前を進んでいたが、突然車椅子のスピードが落ちた。

「あ、そうか」

と思った。

そこから緩い坂道がずっと続いていることに気づいた。

私が歩く分には殆ど気にならないほどの坂だ。

つらそうに車椅子を駆るが方向がグラグラして、大丈夫かなと気になる。

「押していきましょうか」と声をかけたが「大丈夫です」と頑固。

私は有無を言わさず車いすの後ろの取っ手を握って押していった。

そして彼女は問わず語りに話し始めた。

「車椅子を操作できないと、私は1歩も外に出れなくなるんですよ、怖いんですよ」

「根性と気合で生きてるんです」

彼女の行く先は私と同じ市民会館だった。

最後に

「ありがとう、ここでいいです」

と別れた。

小気味いいご婦人だった。