題詠:世界の秘密 2006-05-09 | poetry 世界の秘密 指がふれる 耳に息がかかる 言葉の意味が剥がれ落ちて 喉いっぱいに叫ぶ あなたのすべてが流れ込んでくる 二十歳を過ぎれば この世に新しいことなんか何もない 未来は過去の繰り返しで 退屈な感覚と感情だけがいる 病院の待合室のようなあたしの心 でも、これは違う 今は今じゃない別の生き物 あたしはあたしと違う名前を持つ 何も見えずにすべてがわかる この世界はきっとそうなってる . . . 本文を読む