夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

ウサギの出生率と黄金比

2006-05-15 | philosophy
中世のイタリアにフィボナッチ(1170-1250)という数学者がいました。彼はさまざまな業績を残しているんですが、その中で最大のものがウサギの出生率を例にしたもので、次のような問題の形で示しています。 「1つがいのウサギは、産まれて2か月目から毎月1つがいのウサギを産む。1つがいの兎は1年の間に何つがいのウサギになるか? ただし、どのウサギも死なないものとする」ネズミ算的に増えて2の12乗とか、 . . . 本文を読む

題詠:お茶

2006-05-15 | poetry
   お茶 お母さん そんなに何度もお茶を替えなくても 話ができないじゃない お茶菓子もいらないって お父さん 今日は暑いですなって さっきからお天気の話ばっかりしてる そりゃ熱いお茶をがぶがぶ飲めば暑いわよ それにあなた いつもはコーヒーしか飲まないくせに 何杯お茶を飲んでるの? 話しに来たんでしょ? トイレ行ってる場合じゃないでしょ あたしはあたしで 彼がやっと言いかけて お父さん . . . 本文を読む

虞美人草について

2006-05-15 | poetry
 詩の解説をするのは野暮というか自慢たらしい気がしますが、「虞美人草」という詩はちょっとわかりにくすぎて、迷惑なものかなと思ったので、書いてみます。  虞美人草はひなげしのことです。なぜそういう名前がついたのかは後で述べます。  フランス語ではひなげしをコクリコというそうです。与謝野晶子にこういう歌があります。  ああ皐月 仏蘭西の野は 火の色す  君も雛罌粟(こくりこ) われも雛罌 . . . 本文を読む