題詠:石榴 2006-05-21 | poetry 石榴 あたしはおかしいのかもしれない 他の男と寝た後に あなたのところに行きたくなる 真夜中にタクシーを拾い ぶっきらぼうに行き先を告げて すぐにシートで眠ってしまう 短い夢を見る 硬くて青い皮がはじけ ルビーのような実がこぼれ落ちる かじりつくと酸っぱい味と 赤い汁が唇を彩る あなたは待っていたように 白い歯を見せて微笑み あたしをベッドに迎え入れ 肩にかじりついて歯型をつける . . . 本文を読む