夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:蛍

2006-06-20 | poetry
   蛍 目が慣れてくると 一つ、二つ、ふわふわと あまり近づくと危ないよって 手を握ってくれる 汗ばんでいるのが少し恥ずかしい 暗闇の中に 遠く、近く、人の声が聞こえて でも、姿は見えなくて あたしたちもそうなのかしら 今夜、この小さな川の畔で あなたのためだけに はかなげな光が 横顔を照らしてくれますように *この詩は次の和歌を本歌としています。   もの思へば 沢の蛍も わ . . . 本文を読む

題詠:サッカーよりも

2006-06-20 | poetry
   サッカーよりも  あーって、大きな声を出しちゃった オフィスで、仕事中なのに 顔が真っ赤になって サッカーのこと思い出しちゃってなんて ごまかしたんだ 入れ込みすぎだよなんて言われて ひとしきりみんな笑って 仕事に戻った あたしはあたしにまた向き合わされる もっとせつないことなんだ 息苦しくなってしまうんだ あなたのこと どうにもならないこと でも、あきらめられないこと 破裂しそう . . . 本文を読む