雪が来る前の
11月の秋の出口は寒さばかりが募ります
渡り鳥
箪笥の奥で
日の目を待っていた
亡父が買ってきてくれた時代は流れて行ったが
あの日の温かそうなセーターに袖を通してみたら
冬の入り口で
父がこの日を待っていてくれました
お酒はゆるめな燗がいい
肴はあぶった゛いか゛でいい
女は無口な人がいい
明かりはぼんやり灯すがいい
母の若い頃はきっとこんな古風な人だったのでしょう、、、、?
寒空にほのぼのとした温もりの
舟歌が聞えて来ます
心に貼り付いていた
忘れていた海辺
あの日の鴎が飛んで行く
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