もしもしウインドー

僕の前に道は無い
僕の後に道は続く、、、
さ迷い歩む、
未来の窓もしもしウインドー

手の触れ合い

2011-11-29 07:01:49 | Weblog

 

幸を求め

 

゛母さんが夜なべして

娘や孫に編んだ手袋゛

その手も何時しか、、、、

瓜にいっぱい土をはびこませ

夏になれば草むしり

冬来たれば道を開け

家の廻りの雪掻きをする手に変わって来る

 

冷たい手をストーブで温めていると

こんな事が思い巡らせて来ました

 幸せの手

<手>

 

雪掻きでひと息付いた手

冷たくてストーブに炙りながら

師走の空は忙しく

ゆっくりと見た事の無い己の手に指の年輪

老いを感じる

 

しなやかな青柳

風に逆撫でる指もいつしか

夫の表札の裏で

何んでもこなせる男勝りの

態度のでかさに変わっていた

あの頃の弱々しかった

遊び心を意識した鋭角の爪は

丸くすり減り

指にも生活が見え

頑固で節高な

強かさを主張している

 

今朝の手の具合は、、、、

何処も痛く無い

一つ屋根の温度差

冷たさだけを感じながら

両手を広げ

ストーブに翳している

 

さあ雪掻きが終わり

この手から

炊事洗濯繕い物

その他余り有る家事

この手が求め出す

 育み