もしもしウインドー

僕の前に道は無い
僕の後に道は続く、、、
さ迷い歩む、
未来の窓もしもしウインドー

もしもしウインドーの窓も真っ白な雪

2011-11-21 05:20:18 | Weblog

 

降っては解けて

昨日迄の舗装路は

雪で真っ白に染まって行く

その虚しさを、、、、

新しいコートと新しいブーツを穴埋めにして

未だこれからの厳しい冬を迎える

日暦みを捲る強い心構えに成って行く

 玄関で待つ雪掻き道具

雪が積もって行く冬への狭間で

朝早々に

私の拙い即興の詩の出会い

 冬の玄柱はキラキラとして図り知れない未想の跡が

 

<雪窓から>

 

初冬の雪は春の入り口

三寒四温の雪と同じ

降っては綿菓子のように軟らかく

直ぐに大地の温もりで解けて行く

 

辺りはふかふかな白妙に包まれ真っ白に染まる頃

胡蝶の蕾の一つが割れ

冬娘(こ)は雪窓を意識して

殺風景な道程を雪掻き棒で案内し出す

 

カーンと凍えた夜半の窓辺

この静けさは、、、、

ひと冬潜る胡蝶のあやしの子守唄

あの空に一羽の鴎が飛んだ日を夢に抱きつつ

スリープスリープ

長い長い封韻された北国の暮らしに

昨日も今日も

こんこん、こんこんと

雪は大地を眠らせて

 冬の暮らしは彷徨う無彩色の靴後を残し

日暦みは明日へと言う炎に繋いで行く