ボクはキミの美に陶酔してしまう
なぞる事も触れることも許されない
キミの背中の深い傷の世界を
愛してるから知りたくて
眠ってるキミをそっと抱きしめ
境地を辿ろうとしてしまう
でも途中でやめるんだ
今のキミは過去があるから美しい
なぞるも触れるもキミは本当は怒らない
ボクが怖がりだから許さないだけだと思う
敏感なキミはボクの先を読むんだ
またポッカリ口を開けて
薔薇のシーツで夢の中
ゴニョニョムヒヒと笑ってる
そんな姿を見ていると
本当は背中の傷の深さなんて
ボクが思うほど気にしてなくて
ボクの先走りの可能性大かもしれない
ハル
さあ飛び立ちなさい
私のもとを飛び立ちなさい
私を恋しがって戻らぬこと
娘よ息子よ未だ見ぬ世界は
苦難や試練がたくさんある
でも生きぬきなさい
その先にもしかしたら
少しの御褒美があるかもしれない
母さんに御褒美があったとしたら
お前たちが立つ日を今この目で
見ることができる事でしょう
さあ飛び立ちなさい
私のもとを飛び立ちなさい
私を恋しがって戻らぬこと
さようなら