銀河のサンマ

何でもあり

気温差

2020-10-14 | 吾子のおはなし

 

 

 

 

 

 

昨日の昼間29℃は暑すぎる。

最近、心臓が重いので私には厳しい。

気温差とは私の体力限界のチャレンジと共に、ブナの行儀の崩壊にもつながっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

暑さの中、かれこれ1時間「日向ぼっこ」と言う名の暑さとの闘いをしている。

しめじは、ちゃんと陰になる畳で寝そべっている。

 

 

 

 

 

 

朝は寒いので、朝食後、布団と私の寝巻の間で眠るブナ。

5時に起こされ、私は何故か寝巻の上着をここで脱ぎ捨てる。

ブナを起こしたら寝巻の洗濯の時間。

炬燵も電気カーペットも用意しているので移ってもらう。

 

 

 

 

 

 

 

 

昼になる。

今日も暑い。

炬燵なんて無縁な昼。まっぴら御免。

きっと、こんな風になる。

私の体力限界チャレンジとブナの「日向ぼっこ」と言う名の暑さとの闘いが始まる。

暑いが、風にのって金木犀の香りがやってくるのが救い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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記憶の移動

2020-10-14 | ものかたり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

届いたダンボールを開けると野菜が詰まっていた。

1つ1つ手にとると、ふわっと記憶が移動するように遡っていく。

採ってい?と畑で祖父と茄子を下からのぞき、鋏で切った瞬間の香り。

芋ほり遠足で、土まみれになっても芋1つ掘れなくて泣いた日。

祖母が畑の南瓜を裏返すとナメクジがついていて叫んで逃げた私。

お土産の松茸を、どんな味やか?と家族で興味津々、囲って炙った日。

初めてマスカットを食べ、不思議な味と食感に笑った母と私。

大根葉に塩ふりすぎっ!と容赦なく叱られた日。

90で椎茸もつくりはじめたの?と驚いて庭裏へ走り見に行く私。

遡る記憶の感触、食感、嗅ぐ、体感、感情すべて巻かれ包まれる。

それはとても温かい。

さて記憶の移動から戻ってきた私は、俎板をおろしエプロンをつける。

糠漬けをしようかしら、と小茄子を手にとる。

有難くも調理でき、料理をする喜び溢れ、涙がぽつりと俎板へおちた。

 

 

 

 

 

 

※朝食風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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