金木犀の馥郁たる香りはゆるやかに消えてゆき
膝丈ほどの薔薇の花弁が風でハラハラ落ちてゆく
視界に入る少し先の銀杏の葉がもたもたと色づき始め
霜降らしくないが霜降らしくなるであろうモーメントを私は眺めている
コメント利用規約に同意する
フォロー中フォローするフォローする