十三夜の月はとても綺麗だった。
前日の21時は十三夜なんて空でなかった。
暑い、蒸す夜に窓から入る風が心地よいので眠りにすぐつく。
3時頃、おでこが眩しく起きると、窓の外は十三夜が美しい。
カメラより眠気が勝り、ウトウトしながらみていた。
山の向こう、向こうへ月がおりてゆく。
濃く深い澄んだ黄色が大きく大きく溜息がでる。
例えがみつからない茹で卵のような。
何時の間にか私は眠りについたらしい。
起きて朝食は月を思いだし茹で卵を食べたくなって一品に。
ベランダに今年届いた薔薇が開花して可愛いので、これまた食べてしまいたい。
さて苦瓜で緑のカーテンにする家は多い。
私の苦瓜がどうやら奔放で横に横にレースになっていきよる。
蔓が何か掴もうとするの姿に、もう好きに掴むなり巻くが良いという気分になってくる。
届いた薔薇は1度目は摘み取らないといけないらしいので詰み化粧瓶へいれる。
空き化粧瓶は実家でみつけたもので50年は経って、初めて使う機会となった。
薔薇の香りの強さに熱めに淹れた御茶の苦みが美味しい。
今日は数時間でイロイロな世界をまわって、気分の良い忙しさの充実感に浸っている。
※セントセシリア