早めの夕飯が終わって私は母の太腿に手をやる。
ストーブのボーッという音と温風と太腿の間は心地よい。
正月明けから私の日課。
この日課が続くようストーブのある部屋へ母を誘導、或いは誘惑するのが私の夕方の勤め。
但し母はかなりの悪戯っ子。
私の大きな鼻を見事な角度で態々ブサイクに撮りたがる。笑う。
悪戯は100%本気でしないと面白くない、これ母の迷言。
それでも私はストーブと面倒な母の太腿の間が心地よい。
※ぶなしめじ