銀河のサンマ

何でもあり

澄明な水

2020-02-28 | わたしごと

 

 

 

 

 

 

澄明な水を皆のぞき込む様にみていた。

私も一緒にみていた。

囲まれた小さな湾に、これだけの澄明な水が見事だったから。

そこへ1匹の猪が走ってきて水に飛び込んだ。

助けなければと慌てているのは私だけ。他は傍観していた。

飛びこめば寒冷アレルギーがでる。そもそも泳げない。

そんな思考ばかりが過ぎるも澄明な水なので猪は沈んでゆくのがわかる。

ただ夢だとわかった。昨晩のニュースで猪のニュースをみたから。

夢は操れる。なのでカットして次の夢でも入ろうと思った。

次の瞬間、1匹の猫が猪同様とびこんで猪を助けに行こうとしたようだ。

正しくそれは私の子。珊瑚だった。

私は夢をカットするどころか体は躊躇することなく飛びこんだ。

ブクブクと小さな泡が水面に向かうのを見ながら猪と珊瑚と私は底へ向かう。

吾子の為なら身を投げて終わることもあるのだと心も体も素直で冷静だった。

湾のすぐ下に飛びこんだので澄明な水底はたかがしれている。多分5メートルほどだ。

白い砂の海底は暖かい。

猪が走ってゆく。

珊瑚が息ができるよ、と目でパチクリ合図し笑って走ってゆく。

あれ?何でだろう?普通に息するより楽だ。

珊瑚を追いかけ私も走る。

長い尻尾が後少しで届きそうで届かない。

水圧を感じない。

ただ走る砂と水の揺らぎはあるから澄明な水の中だ。

夢であって夢でない。

カットできないから終わるまで目が覚めないのだ。

待って。久しぶりの珊瑚は悪戯な珊瑚のまま。

追いかけごっこをしながら思わず笑った。

追う私に珊瑚が少し離れて振り向き止まった。

ねっ?!と再びパチクリと目で合図し悪戯顔がニッと笑う。

うん、うん、うん、うん、と私は頷き微笑んだ瞬間、私は目が覚めた。

眠っている時にヒントを与えた方が私には伝わりやすいと伝えに来たのだ。

伝えたい意味は何となくわかる。

3つの課題が浮かんで朝を迎えている。

厳しな、相変わらずキミは、と珊瑚を思いだし悪戯顔が愛おしい。

 

 

 

 

  2016年の珊瑚。2018年没。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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