銀河のサンマ

何でもあり

蒼鷺

2021-04-29 | 詩っぽい(春)

 

 

 

 

 

 

ヒョロっと弱そうな初老の女よ。

あんたくらい私に近づいたって逃げもしないわ。

ん?ちょっとそこの初老っ!私の男に声かけないでっ!

今日の私の男なんだからっ。

気やすく「コノシロですか?」なんて近寄らないでって。

あんた私の今日の男の魚を奪う気でないでしょうねっ?!

「今日は自力で獲るの諦めてるんだぁー」って言ったわねっ。

羽を広げて、あんたくらいバシッと叩くことができないこともないのよっ。

今日の私の男は大きいキラっとしたコノシロを釣るのよ♡

さ、あっち行って。私と今日の男の世界を邪魔しないで。

暇でしょ?

初老の女よ、ほら、あっち。鳩でも見ておいで。

鳩は御飯にありつくより、キスをじーっとガン見してても止めないから 苦笑。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よくよく寝込んだ日々。

ベランダに大きな芍薬と薔薇が咲き始めて

淡い淡い夢見な空間を私にくれる。

喉にとおる深い香りと若干のスパイシーな香りで

目覚めの朝の「おはよう」は笑顔になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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