このクソ暑い夏の真っ盛りに何故やるんだ?
1. 甲子園、このキチガイ祭り
2. 夏祭り、盆踊り
昭和20年代までは東京大阪大都会は知らない、地方都市は都市と言っても村の寄り合い。田圃、畑、里山、清流、海辺、身近にあった。田圃があったからやぶ蚊は居なかった。暑いときは川に飛び込んだ。さほどに暑さが地獄的ではなかった。
今は違う。コンクリート、アスファルト、ガラス、鉄、太陽光パネルがそこいら中にあって熱気を発している。
庭に降りようものなら1分もしないうちにやぶ蚊に刺されて気が狂う痒さだ。だから草取り、剪定作業にはまず厚手の作業衣上下を着て軍手をし、足元はスパッツを履いて靴とズボンの隙間を塞ぐ。頭には黒い蚊除け網付帽子を被り、その上から薄い化繊の上っ張りとズボンを履く。こうして二重に防護しないとたちまちやられていても立ってもいられなくなる。もうそれだけで熱中症が視野に入る。
そこへ甲子園の実況のクソ喧しいブラスの音などが聞こえて来ると昏倒しそうだ。
夏は始めと終わりがいい。
・・・卯の花の匂う垣根にほととぎす早も来鳴きて・・・
・・・我は見る、去り行く夏の後ろ影を・・・
さりげなくそこはかとない季節の移ろい、姿の奥ゆかしさを何時から日本人は忘れたのだ?!