つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

清水楽

2006-07-24 | 
 先日の高校同窓会で、同級だった逗子在住の雨宮さんが、詩集「清水楽」を発刊し、この度も、頂きました。彼女は、これまでに既に3冊の詩集を上梓しています。
 「清水楽」は、大正15年の御勅題「河水清」にちなみ、雅楽の作曲法で作られた、宮城道雄の佳品です。テーマとなる「清水楽」の一節と、私の好きな詩「朝顔」の一節を紹介します。(題字はお孫さん)

     清水楽
   ・・・・・・・・
   五歳の孫が琴を習い始め
   私の春秋を知る琴を譲りました
   好きな「清水楽」の楽譜を添えて
   雅楽のしらべを含む小品の床しさ
   ・・・・・・・・

     朝顔
   ・・・・・・・・
   利休の故事の朝顔があり
   刈りとられたすべての花と
   選びとられた一輪の花と
   どこが違ったか
   朝顔の清閑な美を
   最上に引き出さんがための
   数寄者のかけひきは作為を越える
   ・・・・・・・・
     
 
コメント
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