来月20日に夫は、3年ぶりに能舞台に立つことになりました。一時は病床にありましたが、謡曲の稽古は復活していました。3年前は敦盛でしたが、今回は鵜飼。長良川の鵜飼ではなくて甲斐、つまり山梨県の笛吹川の鵜飼です。当時の川の名も今とは違い石和川。能によくある亡者のお話です。当地は長良川の鵜飼を連想されますので、そうでないことを説明しなければなりません。何しろ能の教本は室町時代に作られたお話。川の名前も変わっています。
1時間20分の長い舞台。安房(あわ) の国の僧侶が出て来ますが、安房は千葉県の房総半島の先にある地の旧名。その僧が甲斐に行きます。老人が現れ、鵜で鵜飼をし、鮎を取ったことが禁漁の罪で殺された亡者と言います。僧は法華経の文字を石に書いて供養。それにより極楽に行くというお話です。3月20日午後12時45分頃から出ますので、どうぞよろしくお願いします。会場は岐阜市文化センター。無論無料です。素人ですから。