
リンクしているzooeyちゃん(トールペイントの部屋10/1)の影響で、「LONESOME 隼人」を図書館から借りて来ました。朝日新聞の歌壇ではよく知られていて、米国で終身刑に服している、郷隼人氏の歌とエッセイ集です。朝日を購読していた頃、注目していましたが、獄死の恐怖を短歌によって昇華している人、というくらいにしか思っていませんでした。
しかし、読み始めると人間的な面が感じられ、無期懲役囚であることを忘れます。例えば、食事に出たトマトの種を独房で蒔き、肥料は鳩の糞を拾って育て実を成らせたり、グッピーを飼ったり・・・名前は無論ペンネーム。
感心したのは、よく学び、月見草と宵待草の区別が出来ていること。このことで日本から手紙を出した人のことが書かれていますが、それはあの森田氏(2004.7.4up)ではないかと推察しています。森田氏からも聞きましたし・・・
(余談ですがなぜか昨日は閲覧703pvアクセス130ipでした)
歳時記を繰りて学びぬ花の色黄の待宵草白の月見草
名はあらず十字架に番号あるのみの白が寂しき囚人墓標
老い母が独力で書きし封筒の歪んだ英字に感極まりぬ
しかし、読み始めると人間的な面が感じられ、無期懲役囚であることを忘れます。例えば、食事に出たトマトの種を独房で蒔き、肥料は鳩の糞を拾って育て実を成らせたり、グッピーを飼ったり・・・名前は無論ペンネーム。
感心したのは、よく学び、月見草と宵待草の区別が出来ていること。このことで日本から手紙を出した人のことが書かれていますが、それはあの森田氏(2004.7.4up)ではないかと推察しています。森田氏からも聞きましたし・・・
(余談ですがなぜか昨日は閲覧703pvアクセス130ipでした)
歳時記を繰りて学びぬ花の色黄の待宵草白の月見草
名はあらず十字架に番号あるのみの白が寂しき囚人墓標
老い母が独力で書きし封筒の歪んだ英字に感極まりぬ
今日は私の記事へのコメントや、昨日のコメントにもお言葉を頂きまして、有難うございます。
今日の記事を拝見しまして、少し涙ぐみました。
何故死刑囚になられたのか解りませんが、終身刑で有りながらの日々の過し方には頭が下がります。
歌の中で、特に最後の歌は・・・。
明日は、時代祭の様子をupします。
実は殺人を犯してしまったのです。本にはなぜ人をあやめたのか、理由が書いてないのでわかりません。ただ娘さんがいるみたいです。会いたいとか・・・
米国で服役している日本人はこの人だけのようです。
もう20年以上も・・・
また、悲しい話でごめんなさい。
死刑囚ではなく、無期懲役囚ですね。仮釈放を何度願い出てもはねられてしまう悲しさを詠んだ歌がありましたね。血のつながった娘に一度も逢えない悲しさ、
病に倒れた故郷の父、そして老いてゆく母への思いには胸を打たれましたが、自分の犯した罪に関しては何も触れていないことが、ちょっと意外でした…
私も著書で罪の内容や弁解が知りたかったです。きっと「ショーシャンクの空に」のように無実だったら書いたかもしれないけど・・・
私は、通り魔とか泥棒とか特別な犯罪者は別にして、犯罪を犯した人も有る意味、被害者だと思う時が有ります。決して犯罪を肯定しているわけでは有りませんが。この方もそうなのではないか、と、思いつつ。娘さんに会わせてあげたいですね。
娘さんに知らせない方が彼女のためによいと思われているようです。
日本では仮釈放とかありますが向こうは厳しくて許可はおりないようです。
無期懲役で服役してる間にいろいろ考える事が
あったのでしょうね
そんな極限にある人の句は心にしみます
たくさんの中からmatsubaraさんが選ばれた
句だからでしょうね
娘さんに逢わない方が…
その気持ちも理解出来るような気がします
グッピーをトイレに流してしまうひどい看守もいるようです。
中には韓国人の気のあった囚人もいたそうです。
娘さんのためにもしばらく会わないほうがいいかもしれませんね。ある程度娘さんが年をとるまでは・・・