奈良の前田さまから、奈良の二つの古墳の現地説明会に行かれそれに関する多くの写真が送られて来ました。追伸として二つに分けて届きましたので、二項目に分けてお伝えします。以下はメール。
1「奈良富雄丸山古墳」
日本最大の円墳は、これまで埼玉県行田市にある丸墓山(まるはかやま)古墳(6世紀前半)の直径105メートルと言われていました。今回奈良市の富雄丸山古墳の発掘調査が行われ、三段築成の円墳で、直径が110メートルであることが判明し、1月26日に現地説明会が行われました。天気は良く晴れていましたが、風も冷たく寒い日でした。たまたま当日は若草山焼きの行われる日でしたが、山焼きの行われる前の若草山を、見学現場から眺めて、夜の山焼きの見物は断念しました。
2「小山田古墳」
2015年に奈良県立明日香養護学校の校舎改築工事のため発掘調査が行われ、東西方向に直線で約48メートルの掘割が見つかり、その構造から古墳に伴う掘割の可能性が高く、50メートル以上の方墳になると考えられると発表されたれました。その後の調査で、一辺が70メートルの正方形の方墳と推定されていましたが、今回墳丘の西裾部で墳丘の盛土が見つかり、墳丘裾の平面形は南に開いた台形状であることが判りました。北辺の東西は72メートルを計測していますが、南辺では東西が80メートルを超えることになり、これまで国内最大とされていた、千葉県印旛郡栄町の龍角寺岩屋古墳の一辺最大78メートルを上回ることになり、飛鳥時代の方墳では国内最大となることが判明しました。小山田古墳の西側50メートルほどの処に菖蒲池古墳があり、被葬者をめぐっては専門家の間で、舒明天皇の初葬墓と
曽我蝦夷の大墓で論争が続いています。
最下段は、昨日のX歳の誕生日プレゼント。ありがたく頂きました。
発掘現場説明会

発掘位置図

墳丘裾部

一段目平垣面の円筒埴輪

造り出し部から墳丘

造り出し斜面の円筒埴輪

一段目から墳丘頂上に向かう見学者

古墳頂上から奈良若草山をのぞむ

小山田遺跡現場説明会

今回確認された墳丘の南西端

墳丘の流入土の中で見つかった土器棺墓

説明現場 狭い場所なので人数制限で見学

菖蒲池古墳の案内板

菖蒲池古墳の石室 二基の家形石棺が奥に向かってな並んでいる

花とハーブ茶とカード お二人から

頂きものの追加