友人から熊平製作所発行の「抜萃のつづり」を貰いました。この冊子のどこにも書かれていないのですが、発行は金庫の会社のようです。もう79冊目。昭和6年創刊。有名か無名かは関係なくて、編集者が感動したと思われるエッセイ、コラムが掲載。どこから引用されたかも記してあります。題字は元清水寺貫主大西氏。128頁。
どれも珠玉のような文ですが、バレリーナの森下洋子さんのものにくぎづけ。なんと広島から東京のバレエ学校にまで新幹線のない時代に通っておられました。夜行で12時間。「ヨウコブジツイタ」と先生から電報が届くのです。お母上は、その電報が着くまで眠れなかったとか・・・11歳で東京で自活されます。体の弱い森下さんは医師にバレエをするとよいと言われて・・・お祖母さまは、被爆されていて、半身やけどで、指も一部くっついていました。
二枚目の写真は、みやざき中央新聞。これは友人が毎号コピーして下さいます。最近「日本講演新聞」と名前が変わりました。この新聞はいやなニュースは載せず、心温まる記事ばかり。これは所功先生の記事。岐阜県生まれの人です。その下は最新号。創刊は昭和30年。
抜粋のつづり
みやざき中央新聞のころ
日本講演新聞になりました