月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

鼻水鼻詰

2010年01月03日 19時22分03秒 | 仏々相念(住職日記)
息ができな~い・・・

鼻が大変なことになっています。
何か強力な洗たくバサミみたいなもので
鼻の頭を挟まれているような状態・・・

辛い・・・
お勤めをさせて頂いても申し訳ない、
自分の声であってないような・・・
お勤めにも法話にもならない一日でした。

鼻の調子の良い時は、その事とも思わないのですが、
詰まってみて楽に息のできる有難さを知ります。

何でも当たり前と生きている私。
そうじゃなかった、お陰さまでした。

高校の時、県体会の試合で鎖骨を脱臼骨折したことがあります。
その場で柔整師が入れようとしてくれたのですが、
返って歪んでしまって、手術も二度されることに・・・
二度目は全身麻酔で・・・
麻酔が覚めるとオシッコに行きたくて、行きたくて・・・
でも術後動いたらダメと言われ、辛い時が流れた・・・
あの時もしんどかったなぁ~

トイレに行けてオシッコできた時、本当に嬉しかった!!!
高校生にしてお陰さまを知らせて頂いた時でした。

忘れていました・・・
当たり前と生きていました・・・

横着者の私がいました。

あぁ~、でもこの鼻うっとうしい・・・
知らぬ間に鼻水もタラ~~          

Kちゃんのはなし

2010年01月03日 00時17分58秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今日はOさんご一家がお参りに来られました。
ご主人さまのご命日のご縁です。
奥さまと、娘さんご夫妻、かわいいお孫ちゃんたちといっしょにおつとめをさせていただきました。

お兄ちゃんのKちゃんは4歳のわんぱく盛り。
弟のRちゃんは、ちょうどおねむの時間。
とってもかわいい兄弟です。

今日もKちゃんは走ります。
広い本堂を、たった、たったと走ります。

そんなKちゃんを阿弥陀さまはずうっと見ていてくださいます。
だって、阿弥陀さまのおめめは、
四つの大海の水が満々と湛えられているほど広くて、深いんですもの。
やさしいお慈悲のまなざしのなかに、
Kちゃんがどっちへ向いて走ろうとも、
走るKちゃんをそのまま摂めていてくださいます。

そんなKちゃんは、毎晩お仏壇の前に座って手を合わせ
  じいじ、今日もみよって(見ていて)くれてありがとう。
  あしたも、みよってね。おやすみなさい。
と、ひとりで言っているのだそうです。
だれが教えたわけでもないのに、そうつぶやくのだそうです。

Kちゃんの大好きなじいじが仏さまになっていつでも見ていてくれるって
Kちゃんは素直に感じているのでしょうね。

阿弥陀さまのおはたらきを、Kちゃんに教えていただいた尊いご法縁でした。
ありがとうございました、Kちゃん。