月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

其土衆生

2010年01月11日 20時57分24秒 | 仏々相念(住職日記)
住職さん、聞いて下さい・・・

とにかく、お母さんのことをいろいろおっしゃる娘さん。
もうすぐ飛行機に搭乗するという時、トイレに行く母、
トイレのカギが開かなくなり
非常呼び出しボタンを押してちょっとした騒動になったこと。
方向音痴で迷ってしまうこと。
ベルトコンベアーで出てくる他人の荷物を間違って持って行こうとすること。

機関銃の様に出てくる話に
ご本人の前でしたが思わず笑ってしまいました。

微笑まれながら話を聞くお母さん・・・
ダメなんですよ~

あの時は、本当に開かなくて困ったのよね~
すぐに迷ってしまうから、一人では絶対無理なのよ・・・

でも仲のいい親子の会話は気持ちいいものです。
これが目くじらを立てて怒るようなお母さんなら
あの穏やかなひと時は無かったでしょう。
親を馬鹿にして!!!
なんてね・・・
思いっきり引いてしまう言葉です。

別に馬鹿にしてるのではないのです。
そんな可愛いお母さんが大好きだから言えるのでしょう・・・
お母さんもまた、
自分のことをよく分かっているからこそ
しっかりした娘さんに依れるのでしょう・・・

私は、子どもたちを常に自分と対等にみています。
いやいや、私の方が今では抜き去られている感があります・・・
友達のような関係で行きたいと思っていますし、そういう関係なのです。
つっこまれ放題の毎日です。

飾ることなくダメ親父見せて、
素直にガンバリ屋の坊守と子どもにお育て頂いています!