月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

健康自慢

2010年01月17日 21時48分12秒 | 仏々相念(住職日記)
沢山の人が集まると・・・

ご縁を頂きお勤めさせて頂き、間の休みにはいろんな話が出ます。
中でも一番多いのは健康に関する話です。
やはり高齢の方が多いのでお互いの情報交換ってところでしょうか・・・

足、肩、腕、内臓・・・
本当にいろんな病い、痛みがあります。
私のしんどさと合致するときは、身を乗り出して聞かせて頂きます。

「健康が一番やな~!」
「お金では買えんもんな~」
結局はそこに辿り着くのですが・・・

患うより患わん方が良いに決まっているのですが・・・

でも苦しみは、病、痛みの向こうに人と比べてしんどさを重ねてしまいます。
あの人は、自分と同級なのにあんなに元気でおられる・・・
なんて考えると、
なんで自分は・・・ってしんどくなっていく。

分かってはいるつもりなのですが・・・
やっぱり比べてしまうのです。

私は腰のヘル二アがあるため、
2人の子どもを抱き上げたりおんぶしたりというのがあまりなかった・・・
腰が痛いのも辛いけど、
抱き上げてやれない辛さ、
周りでお父さんが子どもさんを抱きながら散歩などされていると辛かったな~
未だに辛く思うのです・・・

健康一番で過ごすのもとてもすばらしいことです。
しかし、何もかも刻々と移り変わる世の中・・・
この体もまた同じく・・・

崩れいく自分を引っ提げ、
お聴聞第一に過ごさせて頂きたいですね!