月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

未歴女のはなし

2010年01月29日 23時00分02秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
大河ドラマ『龍馬伝』、いいですねえ。
主役の福山さんのかっこよさに惹かれて見始めたのですが
すっかり、はまりそうです。

といっても・・・
わたしは恥ずかしいことに歴史にはまったく疎いのです。
高校生のときには「過去は振り返るまい」と歴史嫌いの言い訳を並べていました。
その結果、
新撰組? 白虎隊? 海援隊? 四十七士? 赤穂浪士? 近江屋? 池田屋?
もう訳がわかりません・・・
(香取さん主演の『新撰組』は結局見ず仕舞いでしたし・・・

こんなわたしも今回『龍馬伝』をきっかけに、少し歴史に興味が沸いてきました。
これから1年楽しみです。
龍馬さんの生き方や、当時の世の中の動きから、学ぶことがたくさんあるのでしょうね。
そのうち、今流行りの≪歴女≫になってるかも(やっぱり、無理かな

家族一員

2010年01月29日 20時16分14秒 | 仏々相念(住職日記)
厄介なものだけれど・・・

新聞に山田洋次監督の記事が出ていました。
「男はつらいよ」は、落語の主人公みたいな男が大活躍する映画になると思っていた・・・
しかし、気が付いたら家族の話になっていました。

あの、とらやの居間でちゃぶ台を囲むシーンがあってこそ
国民的映画になっていったのでしょう・・・
帰ってはおじちゃん、おばちゃん、さくらにいろいろ言われ又出て行く。
分かっているけど、帰らずにはおれないのでしょう。

「人間にとっては必要な空間だってことじゃないか・・・」(山田洋次)

必要なのです・・・あなたも、あなたも、あなたも・・・
家族だから、共にいろんな気持ちを持ちながら
支えあいながら・・・

それぞれの道を歩むことになって、
この家を出て行く日が来ても、
お念仏のなかで共に出会い、大切に生かさせて頂こうよ!

坊守の父が「帰依」ということを話されたことがある。
15日仏教講座に参っていたヨチヨチ歩きの孫(義姉の長男)、
沢山の同行が参られている中、
お勤めの間皆さんの視線をひとり占めにしながら、あっちこっち・・・
叱るわけでもなく孫の行動を優しく見ておられました。

「どこに行こうとも、最後にはお母さんのところに帰って行くな~
 帰依ってこういうことなんだろうな~」

私にも帰っていくところがありました!