月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

お聴聞ドライブのはなし

2010年07月05日 23時44分09秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今日はO市のE寺さまの夏法座にお参りに行きました。
途中、ご門徒のMさんのお宅に用事があり寄らせていただくと
「坊守さん、これからどこ行くの?」
「E寺さまにお参りに・・・Mさんも一緒にお参りに行きませんか?」
「行きます!すぐに着替えるから待って!」
と、思いがけず一緒にお参りさせていただくことになりました。

高速無料化実験のおかげで、普段は乗らない自動車道をスイスイ走ります。
車中では、あんなこと、こんなこと、いろいろ話が弾みます。
お天気も良く、山や川の景色も美しく、楽しいドライブとなりました。

E寺さまでは、ご講師の先生からねんごろなお取りつぎをゆったりとお聴聞させていただきました。
「わたしは何のために生まれてきたのか?」
とっても大きな命題です。
阿弥陀さまの願いの中に生かされているわたしです。
お念仏に出あわせていただいたこの人生を慶ばせていただくことです。

帰り道は、Mさんと「ゆっくりお聴聞させていただいてよかったねえ。よかったねえ。」と喜び合いました。
「また誘ってね。」
「もちろん。また一緒にお参りさせていただきましょうね!」

なんとも満ち足りた表情のMさんとわたしのお聴聞ドライブでした。

母校風景

2010年07月05日 21時43分33秒 | 仏々相念(住職日記)
おぉ~、T高じゃん・・・

テレビを見ていると母校が映りました。
この辺りでは珍しいチアリーディング部を女子プロレスのジャガー横田さんが訪ねておられた。
ガンバっている女性っていうテーマでしたでしょうか・・・
私の高校時代には多分無かったと思うのですが、弾けそうな笑顔で皆さんガンバっておられました。

あの笑顔の向こうにはいろんなことがあるのでしょう・・・

今日のニュースでは松山の高校2校が「もう一つの夏」ということで野球の試合をしていました。
ユニホームを貰えなかった野球部員でチームを作り対戦したのです。
レギュラーにはなれなかったが共に汗を流してきた部員たち・・・
締めくくるように汗や涙を流していました。
今日だけのレギュラーたちをスタンドで声援する今日だけの背番号のない選手たち・・・
「いつも応援してもらって支えられているから、今日は俺たちが応援します!」

いいものです、やり遂げるなかに力となるものがあるのでしょう。

30代の頃の矢沢永吉にインタビューしていました、
「矢沢さん、今の若い人たちに一言」
「俺の倅でもないやつに責任持てないことは言えないよ!ただ、やりたい奴はやるだろうし、やらない奴はやらないだろ・・・」

「頑張らなくてもいい・・・」
確かにそう思うこともあります、
でもその言葉を発するのならば、そいつの人生を背負う力も必要なのではないか・・・
ただ口先だけでその言葉を発せられても・・・
自らの人生、誰も代わることはできないのです。

「俺が付いていてやる、何があってもずっと・・・絶対に。だから安心して・・・」
そのはたらきに頑張れないまんま願生れる(がんばるの造語)自分にならしていただくのでしょう・・・

その願いに生かされる・・・