月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

不安解消

2010年07月08日 20時43分51秒 | 仏々相念(住職日記)
何も案じることはいりません・・・

長く顔を合わせていても心の通じない人もあれば、
あまり会話をしたことの無い人でも電話一つでもっと話してみたいな~って人もいる。

私は、話が上手にできる方でありません。
だからご縁をいただいたところでも間の休みのひと時がもの凄く長く感じることもあります。
だから心通じず、すれ違いになることもあるのでしょう・・・

実際にお会いしてこういう具合なのですから、顔の見えない電話は超苦手。
吃音で困っていても顔が見えると何とかごまかすこともできるのですが、電話だとそれもできません。
モゴモゴ言ってるうちに次の話になってたりして・・・
結構、辛い・・・

今日の夜、義母様の49日法要の打ち合わせのお電話をいただきました。
丁寧に、私のことをいろいろと案じて下さりながら応対してくださいます。
初めてお参りさせていただくお家のため場所が分かりません。
分かる場所付近からのお家までの道をご案内くださるのですが、さっぱり・・・

「分からなかったら電話ください! どこまでもお迎えに行きます!」
何と心強いことか・・・
道案内を聞いていた不安は一切消えてなくなりました。
案じ、迎えに来てくださるおはたらき・・・有難いことです。

でも、ガンバって行ってみます、
「え~と、バイパスを走って行くとトンネルがあって、そして左に20分???」
情けないことです・・・
                            
                        

夏の大三角のはなし

2010年07月08日 00時00分54秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今日は七夕でした。
お天気も良かったので星空もきれいでした。

でも、残念ながら街灯やパチンコ屋さんの照明などで夜空が明るいので、天の川ははっきりと見えません。
はくちょう座のデネブ・こと座のベガ・わし座のアルタイルを結ぶ≪夏の大三角≫をみつけたので目をこらすと、大三角の中を悠々と流れる天の川のすがたがうっすらとわかりました。

わたしが初めて星座のことを知ったのは、小学3~4年生の時でした。
夏休みの夜、境内にでてみると満天の星空でした。
3才年長の姉が学校で星座のことを習ったのでしょう。
はくちょう座を教えてくれました。
「あの明るい星がデネブで白鳥の尾っぽ、そこからまっすぐ白鳥の頭まで星がのびて、羽を大きく開いとるんよ。」
わあ、ホント!そういわれれば見えなくもない。白鳥だ!

実家は山陰の山間の集落にあるお寺なので、夜も暗く・・・だからこそ、天の川も悠々と天を流れるが如くに見えたものです。

そんな幼き日に見た天の川を眼前の空に映して、時間の広がり・空間の広がりの只中に…その真ん中にわたしがあることを感じました。

阿弥陀さまの御手の中、悠々と白鳥の背中に乗って駆けまわるわたしがここにいます。


あ、それはそうと、ピカピカに洗車した彦星さんは、織姫さんを迎えに行って、年に1度のデートを楽しんでいるのでしょうね……いまごろ