月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

糟糠之妻

2010年07月10日 20時21分33秒 | 仏々相念(住職日記)
優しさって残酷よね?・・・

YUIっていうアーティストが好きな息子。
彼が車に乗るとYUIの曲が流れます、その日の気分で曲が選択されます。
あぁ~、こんな曲が流行っているんだって教えて下さいます。

私が好きなアーティストの曲は流れません、皆眠ってしまうのです。
静かな曲でもないのですが・・・
ワイワイと騒ぎながら走りたいので・・・流れません。

YUIは、人気があるのでしょうね、ニュースの特番で報道されていました。
新曲「to Mother]
その歌詞の味わいを語っておられました。

「優しさ」がなぜ「残酷」なのか?
大切な人が辛い時、側にいる優しさ・・・
でも自分が辛い時、側にいる大切な人を思うと残酷に思うのです・・・って語られた。
???
相手が辛い時に側にいる思いは、相手のことだけでなく辛い自分、しんどい自分がいるのでしょう・・・
その辛い自分が分かるから自分のために辛い思いをさせることを残酷とおっしゃるのでしょう・・・ね!?

この解釈で合っているのなら分かるような気がするな~・・・
相手が辛いのよう分かるけど、その辛さを抱える自分の辛さが正直あるのです、私には・・・
だから自分が病む時、大切な人が側にいてくれると安心しつつも申し訳ない思いになる・・・
「がんばらなくてもいいよ!」って言ってくれれば、くれるほど願生れるのでしょう・・・

生きていたいよって・・・