月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

自慢住職

2011年12月05日 23時16分58秒 | 仏々相念(住職日記)

ブログ読んで・・・

 

クタクタになりつつ帰って来ました。

坊守も午後のご縁をお勤めして帰って来ました。

 

私が留守にしていた午前中、初めてお会いするお方がお参りされたとか・・・

諸々のことを話しながらおっしゃってくださったのが「ブログ読んでいます・・・」

これを読まれて「この人なら・・・」って思い立たれご法縁のひと時をって・・・

 

単純ですよね・・・ヘロヘロだったのに元気になっているコイツがいるのです。

「ま~ね!ガンバってるから!」って思い上がっているコイツがいるのです。

ジョーダンではなく、こんなモノでもしていてよかった・・・そう思うのです。

これがご縁となって会うこともなかったお方と仏さまの前でお会いできるのですから・・・

 

とにかく、有りのまんまを・・・

丸裸になる家族には迷惑なこと、「世界中に何を書くやら・・・」と叱られつつも、飾ることなく続けてみよう・・・って。

 

お会いしたこともない方が読んで下さる。

どこでどうなって読まれるのか、分かろうともしませんがご縁あり読んで下さる方がいてくださるのです。

面白いですね・・・

 

外面住職の日常・・・

知り抜いた上で「この人なら・・・」なんて言ってくださるのですから、嬉しいことこの上ないことです。

現実、お会いして「何、この人・・・」ってならないように、また、大きな顔に大きな仮面を着け換えることです。

 

お約束した日が楽しみです!

気をつけてお参り下さ~い!お待ちしています。


夫婦之愛

2011年12月05日 21時43分42秒 | 仏々相念(住職日記)

出産した後・・・

 

ニュースを見ていると「出産後の夫婦愛」について統計が出たとか。

妊娠した時には70%の高さで夫婦が思い合えている、がしかし、出産後夫婦間の思いに開きが出てくるのです。

夫の場合、緩やかに下降していく・・・出産2年後には50%台。

妻の場合、急激に下降するのです・・・1年後にドンと40%台、そのまた1年後には30%台。

育児ということで、夫婦の思いが開くのだそうです。

一緒に育児をするのか、妻に任せきりにするのか・・・いろいろ。

皆さんのお宅は如何でしょうか・・・

 

「育児」ということで愛を示されると私の場合、坊守は1ケタ台になることでしょう。

なんせ、私も一緒に育児されるのですから・・・

いやいや、子どもたちは素直でいいものの、第3の子どもであるコイツにおいては余程たちの悪い子どもなのですから・・・

 

腰の悪いのいい訳に坊守に任せきりの私が未だにここにいることです。

お陰で2人の子どもは立派にしてもらい、成長しないコイツが残っておることです。

改めて統計の折れ線グラフを見ながら、高いところで維持される私の思いに反して、坊守の思いが気になる話題でした・・・

いやいや、気になるのは1人っきりになる恐怖心を抱える私のことでありました。

 

今日の喪主様の挨拶・・・よかった。

葬儀社が用意される原稿を読まれる方もおられます、それでもいいのです・・・苦手な方もおられますもんね。

今日の喪主様は、自分の言葉でおっしゃられました。

つまりながらも・・・一生懸命に一生懸命に「感謝」伝えようと話された。

「ガンバレ、ガンバレ!」そんな思いを持ちながら聞かせていただいたことです。

火葬場でのご縁も終え帰る私に喪主様の奥様が駆け寄って来られお礼を言っていただき少し外で立ち話。

「主人も悪くしてましてね・・・また、明日入院するんですよ。まだ言葉がもつれるの・・・」

「え~、そうだったんですか!ただでさえしんどい葬儀なのに大変でしたね、よく最後までご縁に会っていただきました。」

ず~っと支える妻の姿・・・

言葉が出難い夫に陰からどれだけ声援を送られたことでしょう・・・

「お父さん、がんばれ!そう・・・そう・・・うん・・・うん」

共に歩んでこられてよかったですね!

 

私も負けておれません、

吃音もあり、モコモコ口籠り、話すの大嫌いなのですが、「ここだけは伝えなくては・・・」それ胸に法話のご縁にも会わせていただきます。

さぞ、坊守もハラハラドキドキのひと時なのでしょう・・・

その思いを感じつつ、お味わいさせていただこう!

 

「愛」と言われれば、「自分」しか見えなくなるコイツがいます、

そんな「愛」を抱えつつも、思い合い支え合いながら生き抜かせていただきたいね!