月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

初之洗車

2014年01月06日 19時18分41秒 | 仏々相念(住職日記)

今年も・・・

 

様々な縁によりいろんな姿となる。

あなたの姿を見ながらそう思います。

ひと時、手を合わさせていただいてよかったですね。

 

あるお寺のご門徒さん、

お寺がグッと近くなられたお姿を知らせていただきます。

我が方にも強力な助っ人的存在となって下さっていることです。

お寺が好きなんです・・・

仏さまが好きなんです・・・

そういったベースがあられたようですが

参りやすく来てくださる姿が有難いです。

 

こんな方が一人でも参りやすいように努力しなければなりません。

すれば、どうすればいいのか・・・

頭を悩ますことですが、

永ちゃんじゃないですけど、「やり続ける」ってことなのでしょう。

 

ひたむきに・・・

 

坊守と2人きりの夕食となりました。

そんなことを話しながら美味しくいただいたことです。

こんな食事風景も多くなるのでしょうか・・・

 

今日の夕方、今年初洗車!

黄砂でしょうか、砂埃がたったようなところに霜が溶け汚れていました。

寒いしな~、どうせ霜で汚れるだろうし・・・

でもやっぱり耐えられなくて作業着に着替えるコイツ。

 

「今年もよろしく!!!」

そんな思いいっぱいで擦るように、慈しむように・・・

いろんな想いを抱えてくれる相棒ですから・・・

 

ニコニコさんを見ると徳正寺って定着しているのでしょう。

遠くから誘導して下さる方や見送って下さる方、様々です。

ニコニコも照れちゃいますから・・・

親しくして下さる方は、

「きれいにしとるね~・・・」

「この車、いい感じですよね~・・・」(などなど)ってつぶやいてくださる。

 

そんな時を共に歩んでくれる相棒。

 

今日は洗車しつつ思いだす恩師の話、

鳥取の源佐さんのこと・・・

いつものように夕暮れに農機具や収穫したモノを荷っている愛牛と共に帰る道すがら

「ふい」と気付くのです、

いつものことなのに・・・ふいっと。

お前がワシの荷わないけない荷物を荷ってくれていたんだなって・・・

 

有難い・・・

 

ニコニコもそう・・・

コイツの丸ごとを背負い共にしてくれる。

喜びも悲しみも怒りも・・・全部無条件で背負ってくれる。

なのに、オレがワシが生きてきたなんて恥ずかしくて・・・

コイツは一人では潰れています。

 

そう気付くと

一日の労を癒すために川で牛を洗ってやるが如く

コイツも洗車せずにはおれません。

愛しくて・・・

 

見上げると爽やかな空が広がっています。

どこに行くのか帰るのか・・・

飛行機雲も浮かんでいました。

上空は風が強いのでしょうか南へと南へと飛行機雲が広がりつつ流れています。

 

飛行機雲が流れた後にもうお月様がてっぺんに・・・

ず~っと一緒にいてくれる優しさ・・・

すべてを知り抜いて・・・

 

お月さんに気付き気合いをいれます、

「よっしゃ~」