アイス食べる・・・
慣れ浸しんでくると飽きてきて隣りの味が気になるのでしょうか。
慣れる程味わうこともなく次へと思ってしまうのでしょうか。
その歳になっても惑わされるのですか・・・
いろいろです。
こちらが一生懸命にはたらきかけても聞き入れてもらえない。
いや、一生懸命といいながらもっとできることがあったのか・・・
コイツにおいては、
他人の人生にヅカヅカ入るようなことはしたくありません。
ご迷惑にならない程度のところでさりげなく・・・
それ以上は出来ませんから、コイツ・・・
コイツにおいては「南無阿弥陀仏」しかありません。
今日のお味わいは「会話」でした。
お参りさせていただいたお宅に心やすいご門徒夫婦。
以前、そのご夫婦に訊いたことがあります、
「オジサンたちって会話あるん?」
「会話あるで~、アイ ラブ ユーって言わんだけよ」
粋な返答を思い出しそんなことをトツトツと・・・
「会話」があるっていいですね。
いや、会話ができるっていいですよね。
会話の会話ではなくそこに一緒にってところ、
そういう環境にあること。
3年前、旅立つ娘が教えてくれた俵まちさんの俳句、
「寒いねと 話しかければ寒いねと こたえる人のいるあたたかさ」
とても頷けたコイツ。
ここに一緒にいてくれる・・・そんなあたたかさ。
阿弥陀如来の本願は
必ず救う まかせよと
南無阿弥陀仏のみ名となり
たえず私によびかけます
「浄土真宗の救い」より
一人にして下さらないのです。
一人ぼっちの寒さを分かって下さるから
ず~っとよびかけて下さっていました。
「ここにおるよ 一緒におるよ 大丈夫、わたしがおる」と
御立ち向かいのおはたらきはよび通し。
よびかけてくださる声に出会ったら返事させていただきましょう、
「ありがとうございます。ここに・・・ありがとうございます。ナンマンダ~ブ・・・」
なんとこの声の尊いことか・・・
やっぱりコイツにはこれしかありません。
ここ、気付いてほしくて・・・
浄土真宗のお仏壇はお祈りをするためのものではありません。
会話できる、そんな空間なんでしょう・・・
あなたも一人じゃないんです。
夕食後、パソコン開けてボエ~ってしていると
息子が最高の笑みを浮かべつつ言うのです、
「アイス食べる?」
「えっ、アイスあるん!」
「帰る時買って来たんよ、ハイ、安定の味!」
「お~っ、クランキー!分かってるね~、いただきま~す!」
コイツにはこれしかなくて・・・