月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

使用取扱

2010年07月25日 19時23分52秒 | 仏々相念(住職日記)
しまった…

和やかなひと時でした。
玄関を入ると親族の団欒の声で溢れていました。
いいものです。

間の休みの時、それは起こったのです。

大阪から帰省されていた青年がアレルギーなのか目が…
「これ、挿せばいいよ」
何の疑いもなく目に…
違和感を感じたのか、何気なくなのか注意書きを読むと、「…目には入れないで…」
これはショックでしょう!
直ぐに洗ったらしいのですが心配です。
どうも耳の薬だったようで…
間違って渡された方も心配されたことでしょうね
でも、優しい青年は怒ることもなく「大丈夫」ってニコニコ顔。
大人の彼に安心すると共に私なら腹立てていたんだろうなぁ~

何事も使用説明書は熟読を…

お念仏のお味わいはお聴聞で…

義理法事

2010年07月24日 19時14分05秒 | 仏々相念(住職日記)
義理で勤めるだけやけん・・・

「それでは、お勤めさせていただきましょう。」
「ご院さん、もう義理で勤めるだけやけん短いのでええで!」
初っ端からこんな言葉がでるとがっかりします。
父親の50年忌です・・・
どういう思いでこんな言葉を発するのでしょう・・・
こんな言葉を発することはなくてもこんな気持ちの方が多くなってきている現実、
何の力もない私のような者でもヒシヒシと感じてしまうことが多くあります。

「義理」ってどういう意味なんでしょうか?
正しい道とかっていう意味なんでしょうが、嫌でもしなければっていう意味にも・・・

わざわざ遠方から帰られて嫌なひと時を過ごさなくても・・・
嫌なら勤めなくてもいいのではないか、
決して勤めないからといって仏さまは罰を当てたりなさいません。
罰が怖くてお勤めされるのであればお粗末この上ありません。
しかも、親のご縁で罰云々なんて悲しい親子関係を思わずにいられません。

仏さまは罰は当てませんが、罰が当たるということはこういう言葉を発する人生を歩むということなのかもしれません。

親が亡くなって50年、自らも50年。
貴方はどんな50年でしたかって問いかけさせていただいたことです。

矢沢永吉は、50歳を過ぎたある時お前がいてくれたと気付き奥さんに、
「ありがとう・・・Thank you!」って素直に言えたとか・・・
お前がいてっていうのはずっと支えていてくれたことに気付いたということでしょう。
ご縁に会わせていただく喜びはそこなのでしょう。

精々、2時間くらいの時間です。
お勤めが長い長い「食前の言葉」で終わるのではなく、心静かに座ってみませんか?
子どもじゃないんだから・・・
ザワザワする心を感じながら、逃げてばかりの自らを引きずり出してくださったご縁を喜ばさせていただきましょう!

ずっと、ずーと支えてくれていたあなたでしたね。

花火最高

2010年07月23日 22時13分24秒 | 仏々相念(住職日記)
連れて行ってあげるけん・・・

今日は、宇和島祭りの花火大会。
花火大好きの私は夕食の時から迷っています。
息子は県大会で松山に・・・
娘はヤバいくらいの宿題・予習があるから・・・

もういいわ、今日飲もう!

諦めてクイーってビールを頂戴しました。
すると、流石坊守です、「連れて行ってあげるけん、はよ支度しさいや」
「はーい、すんません!」少年の如くに返事する私。
てなことで港まで一緒に行っていただいたことです。
やっぱり、きれいなものも誰かと一緒に見た方がもっときれいになります。

きれいでした・・・言葉がありません。

夏の始まりって感じかな・・・
これから伊方・松山と続きますのでよろしく!

個人的には伊方がくつろぎながら見れるので我が家の恒例行事なのですが、
去年、縁あって松山のを見せていただきましたが凄かったです!
中央程ではないにしても愛媛では1,2なのでは・・・
視界全部の花火は忘れることが出来ません。

儚く消えるそのひかりにいろんな事をおもいます。
皆さんは、何を思われますか?

「今生に命の花開かせていただきましたよ!」ってもう一度宣言してみませんか・・・

涙が出ますよ…