ツルノリヒロの生活と推理

アーティスト、ツルノリヒロの気ままな発信基地。

出雲へ

2013-04-20 23:29:35 | 日本神話読みがたり

三年間毎年続けてきた遷宮記念シンポジウム、東京、名古屋、と演って来て、今回はまさにその舞台、出雲でおこなわれる。

今日は浅野温子さんとのリハは無いが、明日の本番が早いため、会館で楽器をセッティングし、音楽だけのリハまでは軽くやっておきたかったので、

夕方に着く便で向かう事にした。

今日は天気が良くないようだ、飛び立っても、空一面の雲・・・

途中富士山の先だけが、雲海を突き抜けて見えているのを発見。

雲が低い?

後は一面の雲に覆われている・・と思ったら、

今度は日本アルプスの山並みが、雲をせき止めているのを発見。

ぎりぎりの堤防となっているようだ。

 

やがて機体は日本海側に抜け、夕焼けに向かって飛ぶ事となった。

出雲空港から会館へはタクシーで15分ほど。

会館ではスタッフの方々が、すでに準備を終え、待ってくれていた。

楽器も無事届いている。

今回は新作で、オープニング、エンディング以外はすべて新しく作曲し、必要な打ち込みを準備して来たが、

幾つもの音源は、スタジオで聴く音量と、ステージ聴く音量で、微妙に違う。

また、それらの音源、SEなどは、MIDIの足鍵盤にアサインをしてあって、足で踏んで音を出すのだが、

その確認や、作ったデータにミスが無いかのチェックもしなければならない。

案の定、音源がループしない曲があった。

パーカッションの大石君と台本件楽譜をチェックしながら、音楽だけのリハーサルを1時間ほど。

神社でやる場合には風で飛ばないよう、台本をつなげ巻物化する。

今回はホールなので、巻物にはしていない。

無事終了、ホテルへと向かいチェックイン。

早速食事に出たのだが、それほど賑やかではない出雲駅前、お店自体は何軒もあるのだが、どこも一杯・・金曜の夜だからか・・

ようやく全国的チェーン居酒屋にもぐり込む。

「エビのバケツ盛り」ってのがあった。

エビはバケツの下までは入っていない。(入っていたら怖いけどね・・)

 

翌日、本番の日は午後から雨だった。

とても寒い。

朝10時30分から浅野温子さんを交えてのリハ。

ここで始めて彼女がどう読むかを知る事になる。

想像とあまりにかけ離れている時には、曲を作り直す必要もあるのだが、本番当日だとそれも間に合わない。

10年に渡ってやって来たから、最近はそうかけ離れる事も無くなっているので、大きな直しは無くて済んでいる。

最初の伊勢神宮や出雲大社での公演の頃は、前日リハだったから、リハが終わるとキーボードをホテルの部屋に持ち込み、

夜を徹して手直しをした事もあった。

 

公演無事終了。

機材を片付け終わって時計を見たらまだ4時。

最終便の東京行きに間に合う時間だった。

「帰れたねえ・・」とミキサーの高橋君と話しながらホテルへ。

 

雨だし、とても寒いのだが、まだ時間も早い、大石君が一度も出雲大社を訪れた事が無いと言うので、タクシーに乗り、一路出雲大社へ向かう。

途中大社前駅を通る。

今はきれいだ。(これは昨年の写真)

10年前はこんなだった。

今は、ホーム脇にガラス張りの、素敵なカフェテリアとショップが出来ている。

ちなみに旧大社駅は記念館として残っている。(これは10年前、出雲大社で公演をした際の写真)

久しぶりの出雲大社、細かい所で変わっている所はあったが、基本変わらぬ姿で迎えてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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