中国を無暗に礼賛できない理由・・・。
それは中共政権成立以後、
30年間の侵略の歴史、
以後、戦略的平和台頭で静かだが、
圧倒的軍備増強政策は続いている・・・。
対外敵性国家は不在であるというのにである!
それに、70年以上前の歴史捏造を繰り広げて、
日本敵視感情を煽っている。
これは、時代遅れのナショナリズムを喚起して、
国内矛盾を覆い隠そうとしているためである。
天安門事件、
それに続く、
共産主義独裁体制内での自由市場主義を推し進めた結果、
共産主義イデオロギーが地に落ちたためである。
その中で、共産党独裁体制を維持するために、
歪なナショナリズムを喚起しているためである。
真の中国の体制をご存じない方も多い。
中国は、自由市場資本主義体制が広まったと見る向きもあるが、
それは事実無根である。
土地の私有制は無いし、一党独裁国家である事は今も変わらない。
人民解放軍は、国軍ではなく、共産党私兵である。
共産党一党独裁である事は、
誰も否定しないが、
それは突き詰めると、共産党総書記の一人独裁でもある。
現代に残る皇帝政治の実体が垣間見える。
それが、立法、司法、行政の全権を支配している。
しかも、地方自治が存在しない。
全ての省長は共産党中央の指名で決まり、
全ての行政官吏は共産党員でなければならない。
司法もそうであるし、裁判所も共産党で支配されている。
メディアも国家メディアであるし、それは畢竟共産党支配にある。
警察も教育も同じである。
こんな国が、今でも存在するのである。
1980年代から、今まで対外戦争を控えているのは、
単に「韜光養晦(とうこうようかい)=姿勢を低く保ち、強くなるまでまつ」という、
小平の戦略に準じているに過ぎない。
だから、
ひそかに、虎視眈眈と戦力増強を図っているのである。
平和台頭と言うのは戦術で、侵略性を押し隠す手段に過ぎない。
アメリカに次いで、建国以来、戦争を仕掛けた国は中国である。
この事実を覆い隠すことは出来ないし、
無視することは愚かであろう。
取りあえず、
ベトナムをフィリピンを、
そして、インドネシア、日本を侵略対象と考えていることは否定できない。
チベットを侵略し、インドに侵攻し、北朝鮮に大軍を送り、ソ連と珍宝島を争い、
ベトナムに50万で攻めたことは歴史的事実である。
そして、
今、南沙、西沙諸島界隈で行っている事実を見れば、
尖閣諸島、沖縄で何が惹起されるか、火を見るより明らかだ。
これが中国を無暗に礼賛できない理由である。
寧ろ、最も真剣に警戒する必要がある。
かといって、
中国人を嫌っている訳でない。
中共の災いを警戒すべきと書いている。
中国人民は、中華民族ではない。
諸民族の集合体であり、
中共は漢民族を隷属し、その他の諸民族を漢民族を用いて隷属している。
その解放は、目下の急務だ。
日本は、サムライ魂で、アジアを植民地から開放したように、
その解放を目指すべきだ。
中国人は、個人的縁では同朋の恩人でもある。
未帰還孤児の親族でもある。
【転載終了】
【転載2開始】
中国の南シナ海埋め立てに懸念=福田元首相
福田康夫元首相は17日、大阪府茨木市内で講演し、中国が南シナ海で強行する岩礁埋め立てを念頭に、「中国は自らやっていることの反省をしなければいけ ない。反省しなかったときにどうなるかも考えなければいけない段階に入った」と述べ、中国の強引な姿勢に懸念を表明した。その上で、福田氏は「そういう行 いをやめさせる方法があるのかどうか、中国とよく話し合いをしていく。首脳会談の重要性はそういうところにある」と強調した。
一方、福田氏は中国の習近平国家主席について「本人は真面目な人だ。人見知りはするかもしれない。しかし、2度会えば親しみの持てる人柄だ」と語った。(2015/05/17-18:43)【転載2終了】