父の所に双子姉と遊びに行きました。
双子姉が長女の結婚式の写真を持って行きました。
父は出席できなかったのです。
何度も何度も眺めて「涙が出てくる」って言いました。
「良かったなぁ、お父さん涙が出てくる」って涙をこぶしで拭いました。
父は記憶があやふやになっている。
わかったりわからなかったりする。
わがままばかり言って、怒りっぽく厄介なところも多々あるのだけど
強くて物知り、頼れる父だった。
「パパが居たら怖いものはない」と本気で思っていた。
今は、のんびり猫たちと暮らしている。
父の過ごしている部屋の隣のサンルームには猫が七饅頭居る。
ブル、ハップ、デネブ、スバル、チビ、ハナコ、そして父の一番のお気に入りのトラ。
お昼はお庭で走りまわってる猫達。
この猫達と今日も父はのんびり過ごしているのだろう。
昨日父が「困ったことがあったらお父さんに言いなさい」って言った。
しっかり立てなくなって、記憶も曖昧になっているのに・・・。
父「顔を見せてくれてありがとう。今日は一番のお正月だった。今日は一番っ!!」
私「パパ、またねバイバイ」
泣きそうになって声がひっくり返った。