やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

スペインに出発前

2024-09-27 16:12:01 | おもう。

 

スペインに行ってきます!

スペインは今年2回目。サンチャゴ完全踏破のパート3。

5月にフランスのサンジャンピエドポーを出発して

ピレネー山脈を越えスペインに入った。

その時のお客さんたちもいらっしゃって再会が楽しみ!

このサンティアゴツアーのあとは中3日で知床ツアーなので自分の中では

乗り越えなきゃいけない二つの連山をイメージしてる。

そのあとはネパールまで中2週間。

オンオフの切り替えと休息リセットが大切。

ヨガ(オンラインのアヤヨガ)がやっと落ち着いて先生の言うことを

理解してゆっくり楽しみながらできるようになったのと

マッサージの時間が、リセットのためのポイント

ヨガをしながら最後マットでそのまま寝てしまってることもあったり、笑

すみれがポーズの隙間にわちゃわちゃと潜り込んできて大騒動のときもある。笑

 

こんな感じで。笑

 

今夜、まず、ドバイへ飛び、マドリード。

車でカスティーリャ イ レオン州のカストロへリスという

小さな町に行くんだけど、ここは丘の上に廃墟のお城がある

素敵なとこ。

中世の歴史、建築、宗教の世界をディープに探訪。

美味しい料理とワインと

かわいい村の景色や、穀倉地帯を歩き続け、ゴールは

ロマンチックなレオン。

 

行ってきます!

 

そうだ。計画してた来年のブライアンと仁美のプライベートツアー

2月 ノルウェーのオーロラ&スノーシューのツアーも

6月スピッツベルゲンのツアーも満席になった。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


86歳

2024-09-23 17:21:35 | おもう。

 

来月(10月)はスペインから帰国したらすぐに

知床へツアー。表に出していない特別ツア。

その知床のツアーは、今年(今週)86歳になられるある男性のお客様から

「人生最後の旅」と依頼を受けたもの・・・

最後ではないようにする、という私の目標もある・・・

しかし、その男性、この夏の暑さもあり、ずっと引きこもっていたららしい。

かつては70代後半でキリマンジャロ5895m、や、エベレスト間近な

カラパタール5545mのツアーへご一緒させていただいた。

登山を始められたのは70歳からで、私が前の会社にいたときから

ずっとついてきてくださっていた。

先週は、引きこもりの彼を誘い、他のいつものメンバーたちと、はーたん&彼氏と

高尾山へ行って来たのだけど、

「キリマンジャロよりきつい」と汗だくで、普通のコースタイムの1.5倍くらいかかってなんとか

山頂に行き、息も絶え絶えみたいな感じで歩いて下りたものの、

みんなで食べたソバも食べれず、家に買ったら夜中に三回吐いたとおっしゃっていた。

一週間たった昨日、2度目の高尾山トレーニングへ。

別の今年86歳の男性も誘い、総勢10名で高尾山へ!

そのもうひとりの86歳の男性は去年一緒にパキスタンに行ったとき、

85歳の誕生日を迎えられ、その日、「ジップラインに挑戦したい方」と

私がお客様みなさんに聞いたとき、まっさきに「はいっ」と手をあげられた方。

80代とは思えないくらいしっかりしてて、お元気だったのだけど

今年になって体調を崩され、家にこもっていらっしゃった。

昨日は「ケーブルで行きます」と。高尾山口駅で言われたものの・・・

みんなに「大丈夫、ゆっくり行きましょ」と励ましてもらい

全員で歩いた(しかもケーブルどころかすごい足取りしっかりしてて

早い彼・・・)

 

高尾山、雨でしっとりして木々がとても美しかった。

海外の山ではなかなか見れない幻想的な雰囲気。

マイナスイオンがただよっていてマジで気持ちいい。先週はめっちゃ暑かったけど

昨日は気持ちよい感じだった。

ゆーっくり歩き、心配していた86歳のお二人も無事に歩き、山頂へ。

先週バテバテだった彼も今週のほうが良くなっていた。

雲海もすてき。これは景信山方面。富士山は昨日は見えなかったけど

快晴よりこの天気のほうがいいね

そしてみんなでケーブル駅のところにあるビアガーデンに行った@高尾山ビアマウント

眺め最高

新宿のほうの高層ビル群が、アニメの世界の中の景色みたいだった。

もうすぐ地球が破滅しかけていて残った最後の幻の都市・・・って感じ。

でも希望を捨てちゃいけない、戦おう・・・まだ人類には生存者がいる・・みたいに霧が晴れ・・・

 

かんぱーい。86歳おめでとうございます

 

あたたかいメンバー全員で、86歳のお二人を祝福

お二人は「みなさんのおかげで」とか「励ましていただき無事に登ることができました」

とかおっしゃるけど、それは逆であり。私は思うの。

励まされるのはこちら。

なかなか体調管理でさえ大変だと思う、自分の両親も80代だけどこんなに歩けないし。

出歩く気力もなくなると思うし、

物忘れが多く認知能力は下がるわ、疲れは大きいわ、耳は聞こえにくいわ、などなどたくさんあると思う。

できていたことがどんどんできなくなっていくんだろうなとよくわかる。

そういうなかで、自分に折り合いをつけながら、努力も続ける・・

年を重ねていくというのは大変なことじゃ。

他人事ではない。

私もこんなふうでありたいと、いつもお客さんを通して元気をもらう。

86歳の先はまた未知。山にはどんなふうに行けるのかな、歩けるのかな、と思う。

怪我をしないように。

なるべく現状を長く維持できるように・・・

などなど。

 

 

歩いて下山して二件目はイタリアンでワインとか飲んで、笑。解散。

(86歳の方が歩くと言われるので、ケーブルで降りる気満々だったメンバーも歩く・・・笑)

私がスペインに行っている間も「トレーニングしてくださいねっ」と念を押し・・・。笑

 

家に帰り、すーとお散歩したときの昨夜の空

いろんな一瞬が美しい。

 

 

やっと涼しくなってきたね。

自然災害が多く、胸が痛む、早くおさまりますようにと祈る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ナンガパルバット&ラカポシ・ディランB.Cトレッキング

2024-09-17 10:45:27 | パキスタン

 

みなさんこんにちは

パキスタン帰国してからもう10日も経ち・・・信じれん。

いろんな行事が続き、忙しく楽しく充実した日々を送っているよ。

15日間のツアーで、世界9位の高峰ヒマラヤ山脈・ナンガパルバット8216mの北・南の両方

カラコルム山脈のラカポシとディランのB.Cへのそれぞれのトレッキングだった。

↓ディラン7273m 北杜夫が「白きなおやかな峰」で

おとぎの国の魅惑に満ちた特別製の砂糖菓子のように眩く光り輝き、

裸身を剝き出しにして一同を差招く純白のあえかな美女(かよわい美女)と表現している

そのディランとミナピン氷河と私たちのキャンプサイト

この景色を見れるまでは雲に隠れていたのだけど・・・

目の前の氷河と私たちのテントの小ささ・・・絶景。

ラカポシ7788m

ウルタルⅠ&Ⅱ 7329m&7399m  ラカポシB.Cの小ピークから見たところ↓

パキスタンには親しい現地スタッフがたくさんいて

みんな再会できてとても喜んでくれたし、

今回は前半ずっと天気悪くて、ナンガパルバットの青空の景色があまり見れなかったの。

ナンガ8126m北壁

ナンガ南壁 ルパール壁4500mの標高差 上部は雲の中

その夜

アブレーションバレーの最奥まで歩いてみたら、もうルパール壁が目の前すぎて圧巻!

みなさん、涙が出る・・・て言われるほど感動されていた。

とても明るくて楽しいメンバーで、

歌って踊って賑やかな毎日だった。現地スタッフもとても楽しそうだった。

キャンプフィイヤーをしたり、フンザのホテルでは地元のバンドを呼んで

うちのスタッフだけではなく、ホテルのCEOからGMから、ホールのスタッフまで参加して、

すごい賑やかな宴会になった。結婚式とかに呼ぶ

Hunza traditional music band 

という笛や太鼓の演奏で、フンザダンスや各地方のダンスを披露してもらって

私たちも一緒に踊った。YouTubeでこのバンドは出てくるよ。

フンザからのレディフィンガー、フンザピーク

フンザ カリマバード バルティット城とウルタル峰

パキスタンの北部もカラコルムハイウェイがだんだん便利になってきたことや

観光客も増えて、あちこち観光地化されてる感が強くなってきた。

残念なところもあるけど、山は変わらず美しい。

帰国したとき、はーたんの彼氏に「パキスタンはどんなところですか?」って聞かれ、

そのときは帰国の翌日で、あまりに日本は違う世界すぎて

土砂崩れ、ニワトリ、ヤギ・・しか言葉が浮かばず。笑

トラックに大量のニワトリが詰められて運ばれているのをたくさん見たし、

今年も土砂崩れで通行止めに遭ったり。

トウモロコシの露店でトウモロシを食べた。焼いてくれる12歳の少年

トウモロコシを包む紙は少年のノート

マンゴーが美味しすぎる。フルーツ店のイケメン・・・(パキスタンはイケメンだらけ)

このチラスのあたりは戒律が厳しく、女性はみんな目以外はカバーしてる。

同じパキスタンでもカラチやラホールの観光客の女性たちは自由でおしゃれも楽しんでたりするし

フンザも優しい感じ。

パキスタンは若者の人口も多く、自然豊かだし素敵な国なんだけど

政治の問題を抱え、国民の不満もくすぶってる。ここでは書ききれないけど

どこにいっても「イムラン ハン」(カーン元首相)「パキスタンゼンダバード」(パキスタン万歳)

を連呼!&連呼!なんかすごい潜在的な力を感じた。

 

ナンガ南 小さな小川が濁流になっていた。渡るのにスタッフが裸足になり、おんぶしてくれた。

フェアリーメドゥ(ナンガ北)に行く崖の道をジープでいく。このあと、今年もまた崖崩れがあったみたい

これはラカポシB.Cへの最後のトラバースのところ。左側はミナピン氷河

@

iphone15proで撮った天の川@ラカポシB.C

めちゃバラバラなレポートですが。

インダス川のそばにあるシルクロードと残る岩絵 仏教が盛んだった頃がしのばれます

 

いろんなエピソードたくさん。

この夏はキルギス、モンゴル、パキスタンで過ごした。

やはり氷河の山々や自然や、そういうところが一番好き。(と毎回どこにいっても思うけど)

素朴でまだ人間が慎ましく近づけない領域みたいな

そういうところが好き。氷河大好き。

 

*

 

 

次のツアーはスペイン・サンチャゴの道 過酷なカスティーリャ・イ・レオンのメセタを歩くコース

お客さんたちとの再会が楽しみ

知床

お客さんたちと行くプライペートツア 楽しみ

ネパール 久しぶりのエベレスト街道

きっと初トレッキングな方々もいらっしゃるので楽しみ

ニュージーランド ミルフォードとルートバーントラック

久しぶりの美しい国 楽しみ。笑

with西遊旅行

です

 

*

 

先日行った高尾山 はーたんと彼氏も一緒に。

とても仲良しな二人です。すてきな写真が撮れた。

普通に「好きだよ」とか言い合ってるし。笑

なんだかんだといって、一番近くて行きやすい高尾山

これからはもっと行こうと思う朝一で行けば

お昼前には家に帰れるよね・・・

いくつか日本の山にも行く予定。