今回のキルギスのお花ツアーのあと、旅日記を昨日作り終わったと思ったら
来週からはもうモンゴル
山をはさんだキルギスの向こう側って感じ。
行くところはモンゴルの西の端
アルタイ山脈のふもとなんだけど、
キルギスの天山山脈の支脈のテルスケイ・アラトー山脈や
クンゲイ・アラトー山脈のアラトーはアルタイ山脈のアルタイと
きっと同じ語源なんじゃないかと思うし
似たようなお花も見れるのではないかと思う。どちらにしても
アジアの大陸の真ん中・・・
今度は6泊のトレッキングとテント泊。楽しみ
しかし
準備はまだこれから。
旅日記は簡素化していいことになり、楽に作ろうと思っていたけど
今回のキルギスまでは花の名前がたくさんで
その花の名前の記載は、ツアーに参加いただいた植物学者の先生に見て確認いただくという
貴重なものになった。図鑑があるわけでもなく、学名と現地の通称など
私には難しすぎるけど、せっかくまとめたのでここでも
旅日記から切り取ってご紹介するね。
シソ科、ナデシコ科、キク科などなど似ている花もたくさん。
オリジナル中央アジア花図鑑じゃ。
でも読めるかな?
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スペルがたとえばiとaを間違えているとか
属を族と書いていたなどたくさんたくさん訂正もしていただいた。
現地には現地の植物の先生も一緒で、日本にはないお花がほとんどなので
学名でたくさん教えていただいた。けど、私はローマ字とカタカナで書き取り、ほとんど
意味不明のメモが残っただけ・・・
日本の先生はちゃんと学名であとから調べなおしてくださったりした。
標高は3000~3800mくらいまで。
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★後日訂正した箇所★
Shumalhaisenia nidulans シュマールハウセニア ニュドランス→Schmalhaisenia nidulans シュマールハウセニア ニドュランス
Ranunculus alberti→Ranunculus albertii
カリアンセマム アルタビクム→カリアンセマム アラタビクム
アンドロサセ フェッツェンコイ→アンドロサケ フェドツェンコイ
セイヨウユキワリソウ→ Primula algida
Cerastium bungeanum→Cerastium seratoides
Potentilla sp. →Potentilla nivea
カリアンセマム アルタビクム→カリアンセマム アラタビクム
Gagea →Gagea sp.
ナデシコ科→Silene sp.
ランの仲間→ラン科 アオチドリの仲間 Coeloglossum viride
Euphorbia alatavica→Euphorbia altaica
Rhodiola lienarifolia→Rhodiola linearifolia
キバナノカワラマツバ→セイヨウカワラマツバ
シソ科不明種→Phlomoides oreophila
Primula turkestanica→Primula algida
リンデロフィア・スティロサ→Lindelofia stylosa
ヨモギ属(Artemisia) →ヨモギの仲間(Artemisia cercidium)
オミナエシの仲間 Patrinia→オミナエシの仲間 Patrinia sp.
Phromides oreophilla→Phromoides oreophilla
イソマツ科 Androsace sericoe→サクラソウ科トチナイソウの仲間Androsace sericea
キタダケソウの仲間→キタダケソウの仲間 Callianthemum alatavicum
キンポウゲ科 リュウキンカの仲間→キンポウゲ科不明種
ケシの仲間 Lagotis sp. →ケシの仲間 Papaver croceum
オオバコ科ウルップソウの仲間 Papaver croceum→オオバコ科ウルップソウの仲間 Lagotis sp.
これもほんの一部。
印象的だったのは、あちらの先生が
キルギスの花の種類は約3500種とおっしゃったの。
そしたら日本の先生が、日本には7500(7800だったかな?)
と。😳
日本も小さな国なのに、この植物種の数ってすごすぎると思いませんか。
繊細な日本の四季を自慢に思った。。笑
先生はマーモットのことをデブネズミと呼び、笑
ほとんどの動物が食べれるか食べれないか、笑
とか、お花に詳しくていらっしゃるのに全く情緒のない面白すぎる話をされたりして
もう私は笑いっぱなしだし、その植物観察のために先生がこれまで海外で
ワイルドなテント泊をしながら過ごしてこられたことなど、こんな先生に勉強を教えてもらったら
植物の勉強が好きになるわ、と思った。
どうしてこういった色になるとか、どういう土壌でこうなるとかね・・・。
ちなみに私はずーっと旅日記を作っていたわけでもない。
机に向かって集中するのは苦手なので一日1時間とか2時間とか、
あとはネットフリックスで映画を見まくって、真夜中2時とか3時まで起きてて一人で笑ったり泣いたりして
朝は4時に起きてすーの散歩にいってお弁当を作ってから
午前中は二度寝して、また昼に起きて活動・・・夕方から飲んで・・・
ていうなんかの動物みたいな生活をしていた。
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アフロから夏モードに髪型を変えたすーさん。
三連休のときは天気が悪くて山に行くはずをやめて
美味しいまわらないお寿司屋さんに家族でいったりした。
そしたらもう来週モンゴルということになっていたの。
この前、ていうか数か月前かな、はーたんと夜に
「ラーゲリより愛を込めて」という二宮君演じるシベリアに抑留されていた
兵隊さんの映画を見て、二人で号泣していた。
戦争が終わったのにまだ過酷な状況で強制労働をさせられ、希望なんてものを
持つのが難しくなるだろう苦しい状況・・・
今回キルギスのイシククル湖の南の小さな村、タムガというところの民宿に泊まったの。
お母さんとお父さんはとても穏やかで優しくて日本人が大好きなのって言ってた。
なんとあまり知られていないけど、ここは第二次大戦のあとに日本兵が抑留され
療養所を作ったのだって。2年くらいいたみたい。
そのときの日本兵には地元の人たちが(このへんではサクランボやアンズの木がたくさん植えてあるのだけど)
そうした果物などをこっそり差し入れしたりしてたらしい。
その元ソ連の施設は今も民宿の隣に残っていた。
そのときの「ミヤノさん」とかジャーナリストの「ナガサワさん」そして
現地の娘さんと恋に落ちて子供もできた方の話など・・・
をお母さんから聞いた。
ミヤノさんは80代になってからまたこのタムガ村に帰ってきて
一軒一軒、当時お世話になった家を訪ねて歩いたのだとか。そのときの人たちは亡くなっていても
その子供さんやお孫さんたちがいるって。
そうしたお話を現地でお母さんから聞いたときは、
ラーゲリの映画と重なって、しばらく涙が止まらんかった。
空気が綺麗で自然豊かで、人も優しくて、でもみんな日本に帰りたかっただろうなあって。
ずいぶんと遠いなあ・・って。でも
地元の民間の人たちにあたたかく接してもらったりそんな時間もあったんだなあって。
民宿の庭にもサクランボがたくさんなっていて。とても話が心に染みた。
ここの兵隊さんたちは全員無事に帰ったらしい・・・
この話がとても心に残ったのでいろいろ調べていたらそのミヤノさんていう方らしい方が
本を出していらっしゃことがわかった。たぶん同じ方だと思う。
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つきなみな意見かもしれないけど、戦争をしてはいけない。
そうだ、最近、日本もドローンの攻撃隊を任天堂が作ればいいのにとか
私はあらぬことを考えていたの。ちょっと日本は無防備すぎないかな、とか。
引きこもってるゲーマーたちが軍人になって操作すればいいって。
こうした話を今回、メンバーたちに話したら
「なんて考えだ、絶対に戦争ではなんの解決にもならないから」って強く言われてはっとしたの。
軍隊なんかもってはいけないって。
この話は長くなるのでこのへんにしておくけど、ちょっと目が覚めた。
どんな状況になっても戦争では解決にならない。そんなふうに胸をはって言おう。
さて。15時だ。買い物してこよう・・・
自分の準備のほか、塾の見学とか大学の見学とかいろいろ予定がぎっしり・・・