アフリカ大陸最高峰キリマンジャロ5895m。
キリマンジャロ テンチカラっていう言葉があって
日本語にすると「天の力」とでも書けそうだけど、
テンチカラはスワヒリ語でコロコロ変わるっていう意味らしいの。
キリマンジャロの天気は
コロコロ変わりやすい。
お正月のときのツアは山頂で
マイナス20度くらいだったらしいけど、わたしたちのときは
山頂でもマイナス3度くらいで
あったかかった。
一日のうちでもコロコロ変わる。
天の力…
5700m越えたところ。東の空から
日が昇ってきて美しい。
空気が薄くてめっちゃきついから
ゆっくりゆっくり(ポレポレ)一歩ずつ(モジャモジャ)進む。(かっこはスワヒリ語)
スワヒリ語って日本人にも発音しやすいし
ほんとかわいいし、馴染めるわ。
懐かしいわたしの兄弟(カカ)たち。彼らはわたしを姉(ダダ)と呼ぶ。
*
撮影した今回のツアの一部をご紹介するね
標高3000mくらいはまだ樹林の中で、動物たちにも会えるよ。
ハイラックス(ピントが惜しい!笑)
こんなにブルーモンキーが近づいてきたのは初めて!
わたしの足元
南十字星は夜の12時頃にはまだ下のほうで
朝方になるほどに上に上がってきてて、
ひときわ輝いていて一目でわかったよ。3720mのホロンボハットよりthe Southern cross
iso感度をいろいろ変えてみたよ。
どれが南十字星かわかるかな
2つのリーディングスターがポイント。
レインボー 3900mくらい(この標高でこの広さ、この緑)
はしからはしまでの虹って、楽しいよね
カメレオンには三回くらい会えた。
お客さんがヒトミって名付けた。笑
妙に色っぽい…レアなアングル…てかどんだけ好きなのっていうくらい彼女(お客女子)
唇を近づけていらっしゃった。笑
ほんとカメレオン、人気者だった~。
この子はぼてっとしてる。妊娠中なのかな?
あたたかいといっても、4500mくらいから上には雪がずっと残ってて
綺麗だった。
キボ峰。
4700mのキボハットがすぐそこ。
いよいよアタックへ
いつものように完全防寒をみなさんに伝えたものの
上着を脱いでもいいくらいあったかかった。
耐えて耐えて、登り続ける。ゆっくりと。
ちなみに、わたしは今回のキリマンジャロでも思ったの。
「わたし、いつからこんなに強くなったんだろう」と。笑
はっきりいって、都会(広島。笑)のお嬢ちゃんだったはずだし、
そんなに体力ないし、心肺機能は強くないわ、持久力もそんなにないわ、
虫は嫌いだし、清潔なのが好きだし、特に野菜や皿は綺麗に洗ってなければいけないし、
アウトドアより夜遊びのほうが大好きだった20代。笑
なのに、こんな高所を歩けるようになってる笑
わたしが行けるのだから、準備しっかりすれば
誰だって行けるって本当に心から思う
氷河
超うつくしいじゃろ!
最高峰のウフルピーク5895mが目の前に見えている
山頂で初めて泣いたという方もいらっしやった。
わたしも何度登っても、つられて泣いてしまう。掲載はしないけど
山頂の集合写真はとってもステキだったよー。
マウェンジ峰
*
下山(わたしたちは最終日で真由子さんたちはこれからっていうとき)
12月に一緒に新宿で飲んで、マラング(登山口)で会おうねってお別れしてたから。そのときの日記←クリック
山中で出会ったとき、わたしも真由子さんも(会いたいなあって思ってて期待はしていた)
キャーーーーーーーー
って飛びついて抱きついて抱き合ってた・・・。
その叫び声が大きすぎて周りの方たちが
びっくりしてよろけるくらいだった。写真はカメラが複数で、笑。
なんか、真由子さん、わたし、基本とても同じ血を感じます。笑
そして「また新宿で飲もうね」て。笑
キリマンジャロの山中で。笑
これから登っていかれる真由子さんとみなさんと円陣組んで
おーーっっって登頂無事を願い、心からみなさんを応援しながら見送った。
(安藤真由子さんはミウラドルフィンズという、三浦雄一郎さんの
高所トレーニング施設の方。今回、三浦雄一郎さんは
アコンカグア登頂を断念されたけど、わたしは挑戦は素晴らしいと思うし
下山の判断もそれはそれで立派だと思うの。
山は無理はせず、下りればいいんだって、その判断ができるように
自分もいたいと思う)
(また、キリマンジャロ登頂前にこのような
低酸素ルームでトレーニングしてくることはとっても有意義だと思っている
今回もトレーニングされてきていた方はとても強かったよ)
*
登頂も大変だけど、下山は本当に長い。
それでも前の日記に書いたようにわたしたちのメンバー、
その下山日にAM12時過ぎまでホテルでのんでいたの。すごいよね。
翌日サファリの前に
キリマンジャロのシラー、キボ、マウェンジ、三つの峰が見え、
その大きさを改めて感嘆しながら見つめた。
なんて大きな裾野、どっしりした山。
何度みても、あの上にいたんだなあってしみじみ思うし、
毎回の出会いがとっても思い出深い。
内容は、うえやまの個人ブログです。