今年の泡ぶく立った(24秋)
皆様ご無沙汰しております。私は二週間ほど生家に帰省しておりました。畑や猫や古民家のこと。書くことはたくさんあるのですが、目いっぱい外仕事をした後は疲れしまい、ブログの投稿ができずしまいでした。
それにしても今日は寒いですね。全国的に冬の到来を思わせる寒さだとか。やっと十一月らしい気温になりましたね。本当に今年はいつまでも暑かったですね。生家の古民家でも炬燵やストーブは隅のほうに押しやられ、窓が開け放されていました。
そんな異常気象の中で、古民家恒例の味噌の仕込みを行いました。
泡ぶく立った 煮え立った………。一晩水に浸した大豆を六時間煮て、米麹と塩を混ぜて樽に仕込みます。その翌日は昨年仕込んだ味噌の樽を開けて、ビニール袋に小分けをして冷凍庫に入れて保存します。
冷凍保存なんて意外かもしれませんね。でも常温のまま保存しておくと、発酵が進んで味噌が真っ黒になって風味も損なわれてしまいます。そこで一年寝かせて樽を開けた時の状態を保つために、冷凍保存しおくのです。
さて今年の味噌の出来は如何なものか……。何もかもが目分量でだった母の時代と違い、今では材料はすべて計量して仕込みます。ですから毎年同じような味噌が出来上がるはずなのですが、今年は違いました。いつもなら黄金色の輝いている新味噌が、黒々と輝いておりました。多分暑さのせいで発酵が進んでしまったのでしょうね。
これでは「光る新味噌」ではなく「黒光りする新味噌」です。これも暑い暑いといいながら「光る君へ」を熱中して見ていたからでしょうか……。しかしまあ、これ位の黒さなら許容範囲です。ドラマの「黒光りする君」も良い味出しているので、こっちの「黒光りする味噌」も良い味出すかもしれませんね。
ただもうこんな暑さは懲り懲りです。来年の気候は通常に戻って貰いたいものです。