不思議なハートの力00077-大阪大会決勝、陸運戦(光と闇の第二回戦)-
--大阪大会決勝、陸運戦(光と闇の第二回戦)(001)--
いよいよ大阪大会決勝が行われる。
(真菜美さん。見ててね。私の戦いを)
真菜美の心に声を投げかけるものがいる。
(誰れ?)
(私は、日鶴真奈美(ひづる まなみ)。
私は、あなた)
(私と同じ名前?)
(アクティスさん。
アクティスさん。
日鶴・真奈美て誰だか知つてますか?)
(…)
アクティスは、答えない。
(アクティスさん。お願い答えて)
(…)
(いつもと感じが違う)
真菜美は、朋子に言うべきか迷う。
(見てててどう言うこと?)
(光の神など、全て消滅(しょうめつ)させてやる。
うふふふ)
遠くで心の声がする。
「決勝は浪速剛剣(なにわごうけん)道場と陸運志気(りくうんしき)道場の対戦です。
対戦が始まります」
場内のアナウンスが鳴り響く。
電光掲示板(でんこうけいじばん)に対戦票が出る。
(浪速):(陸運)
山内(やまうち):名越(なおえつ)
斎藤(さいとう):上脇(かみわき)
海来(うみらい):山本(やまもと)
浪打(なみうち):荒川(あらかわ)
神海(しんかい):日鶴(ひづる)
「日鶴て!今の子!」
真菜美の心が叫んだ。
中指の真闇石(しんあんせき)が怪(あや)しく光出す。
「まな。どうかしたの?」
朋子は、心配そうに真菜美の顔を覗き込む。
つづく。次回(大阪大会決勝、陸運戦(光と闇の第二回戦)002)
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