ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

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不思議なハートの力00066リレーション③

2020年12月08日 10時35分08秒 | 不思議なハートの力(自作小説)「R指定はありません」

不思議なハートの力00066リレーション③

--リレーション③-紅茶とケーキ--

「田内さん、峰内さん。
 ゆっくり寛(くつろ)いでください」
神海は、挨拶して向かいのソファーに座った。

真菜美の苗字(みょうじ)は峰内、朋子の苗字は田内である。
ひょっとして、前と異なるかもしれませんが、
上記の様になりました。

「助けてくれて、本当にありがとう」
2人は、改めて礼を言った。

「私の名前は、トモで良いよ」
田内朋子は言った。
「私もマナで良いよ」
峰内真菜美は言った。
「じゃあ。そうする。俺は、テンで良いよ」
神海は、言った。
(なんか、ざっくばらんだなぁ。イメージ崩れる)
「テンさま きゃぁ」
朋子は、はしゃぐ。
「トモさんは、面白いね」
神海が、笑った。

メイドが、2人。お茶とケーキを運んできた。
執事のセジェスが部屋の隅で待機している。

紅茶カップは、ピンクの薔薇(ばら)の絵柄。緑で葉と茎が描かれている。
端に太陽が描かれている。太陽を浴びる薔薇。棘(とげ)が気に成るが。
ローズマリー茶が出る。レモンとミルクが用意されている。
「ミルクティーにしようね。ミルクを先に入れるんだよ」
神海が言う。
「する する」
朋子と真菜美は答えた。

もう一人のメイドの持つトレーには、
モンブランとイチゴのショートケーキが乗っていた。
執事のセジェスが先に連絡して用意させたのである。
真菜美は、イチゴのショートケーキを選んだ。
朋子は、モンブランを選んだ。
けど、まだ、トレーをじっと見てる。
「トモさん。2つ取ってもいいよ」
神海は、優しく察(さっ)して言った。
(優しさは罪だぞ。太らして食べる気か?))
「ほんとう ありがとう テンさま」
朋子は喜んだ。

「神海君。美味しい」
真菜美は、言った。(テン様など口が裂けても言えるか)
「テン様。すき」(げぇ。告白)
朋子は、美味しいと言おうとしたが、口からは違う言葉が出た。
「おおぉ 美味しいと言うことです」
朋子は、慌(あわ)てて誤魔化(ごまか)した。
「神海君。お部屋を見してよ」
真菜美は、話す話題もなく、なにげに言った。
「テン様。私も見たい。お願いします」
朋子は、ぜひ見たいと切望した。
「そんなに見たい?」
神海は、嫌(いや)そうではない。
「見たい」
朋子は、俄然(がぜん)ファイトを出し言う。
「じゃあ。ついて来て」
みんなは、お茶とケーキを食べ終わっていたので、席を立った。

つづく。 次回(リレーション④-剣道大会-)

#不思議なハートの力 #不思議なハート #自作小説 #真菜美 #朋子 #神海


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