0299_神々の合議(024)裕也の冒険-諸天善神の任命-
--諸天善神の任命--
マークの妖精の王は、妖精の代表者としてサインした。
これで、妖精さんは、終わり。
続いて、死の神仏の代表として、死神四郎さんがサインした。
水子ちゃんは、何か読めない文字を書いて来た。
「これは、誰のサインですか?」
裕也は、尋(たず)ねた。
「えへへ」
笑ってごまかす。
「水子さんの代表者のサインですね?」
裕也は、念を入れて聞いた。
「そうですよ」
水子は、顔を膨らまして答えた。
「なら良いです。
信じます」
「後はと、天使さん」
「マゲドン!」
裕也は、虚空(こくう)に叫んだ。
「はい」
「ボォォン」
金髪の栗毛の可愛らしい女の子が現れた。
裕也を救った女の子である。
ハルマゲドンの時、裕也を救った子である。
裕也が愛称を付けたのである。
「天使(エンジェル)の代表で良いですか?」
「はい」
サラサラと読めない文字を書いた。
(やっぱり。同類)
裕也は、少し思った。
「これで、全員。諸天善神です」
裕也とアクストラは、目を見合わせて、ホットした。
裕也は、手の汗をぬぐった。
水子ちゃんは、『全神仏の和平宣言』と『諸天善神の任命書』を持って閻魔大王のころに行った。
今度は、閻魔大王は、書類に目を通し、
サインを確認した。
そして、また、渋い顔をした。
「ドキ」
水子は、また、怒られると思い身構えた。
閻魔大王は、ゆっくり言葉を告げた。
「これで、『全神仏の和平宣言』は完了した」
そして、サインした。
水子は、ホットした。
しかし、閻魔大王は、続いて口を開く。
「南の地球の人にも『紛争の解決手段』から武力の行使をしないと徹約させなさい」
「はぃ」
水子意識は、燃え上がった。
つづく。 次回(南の地球宣言)
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