ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

闇と光の慈愛のコントラスト(41)知られてはならない本2

2015年11月30日 18時29分26秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(41)知られてはならない本2

エンビは、階段を下り、扉の前に立った。
「光と闇は、今、交わる。未来は、来たり」と唱える。
「ゴゴゴゴ」扉は開いた。
(やった 扉が開いたぞ)
中に入り、一番を奥の棚に向かった。
(あった この本だ)
「宇宙のはじまりより前にある法則(魔法)」
(これが欲しかったのだ)
本を持ち急いでアクデシアの家を出て、
光の街に走って帰った。

家に帰るとロイアナが、熱心に「枯れかかった植物を蘇らす方法」を読んでいた。
(こんな植物(苔)が在ったとは知らなかった。)
そして、本を書き写していた。
(もっと、いろんな本がある。
 どんなことが書いてあるのだろう)

エンビは、気づかれないよう自分の部屋に入った。
そして、本を開いた。
(なになに 宇宙のはじまりより以前には、神、仏、人間の区別はない。
 全てのものは、等しい。それを「生命」と呼ぶ。…
 生命に重さはない。
   :
 生命は、生まれたい。
 形を持ちたいと思った。
 誕生の意志が芽生えた。
 そこに、10人の聖人の命が集まった。
 一人は、全ての生命を自分の子供のように愛する。
 一人は、生命のことを考え繁栄させ導こうとする。
 一人は、欲望を制御し善へ行動をする。
   :
 その聖人に縁する生命が、また、集まった。
   :
 )
エンビは、本を読み終わった。
(イリノイスさまは、聖人の一人に違いない。
 私たちは、導かれたのだ。
 そして、生まれたのだ。)と思い。
神への忠誠を重く感じた。
そして、その日は眠った。
次の朝、本をそのままにし、朝早くから畑作業に行った。
 
つづく 次回(知られてはならない本3)



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Think about global warming. | トップ | 闇と光の慈愛のコントラスト... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)」カテゴリの最新記事